激動のテレビ界。2025年は午後のワイドショーで大きな動きがありそうだという――。
芸能界を引退した中居正広氏(52)が引き起こした女性トラブルに端を発し、未曾有の危機に直面しているフジテレビ。同局の幹部社員もトラブルに関与していると報じられ(フジテレビは否定)、一連の同局上層部の対応などを巡って80社近くのスポンサーが撤退。今春以降は大幅な制作費削減は必至で、大々的な特番やイベントの中止も発表されている。
フジテレビは『FNS歌謡祭』の中止を発表。さらに2月21日には『FNS27時間テレビ2025』と、夏に本社屋やお台場・青海周辺エリアで行なっているイベント「お台場冒険王」の中止を明らかにしている。
「制作費削減に加えて、フジテレビは平日の昼から夕方にかけて視聴率が取れず、他局に後塵を拝しています。そんな現在の厳しい状況を受けて、系列局の関西テレビ(カンテレ)で制作・放送されている情報番組『旬感LIVE とれたてっ!』をフジテレビでも放送することが水面下で検討されているといいますね」(制作会社関係者)
2023年10月から関西圏を中心に生放送されている『とれたてっ!』は、元日本テレビアナウンサーで現在はフリーの青木源太(41)がMCを担当。曜日替わりのレギュラーをハイヒール・リンゴ(63)、ブラックマヨネーズ・吉田敬(51)、メッセンジャー・黒田有(55)、小籔千豊(51)が務める関西色強めのワイドショー及び情報番組だ。
「現在は月~木曜は1時間、金曜は2時間の番組ですが、4月からは月~金で2時間に拡大することが発表されました。3月19日のカンテレの春の改編会見には青木アナも出席し、“いよいよ勝負する時がきた”と熱く意気込みを語っていましたね。今春からは16局での放送となる『とれたてっ!』。その先には、関東での放送、さらには全国ネットへという思いがあるのは間違いないでしょう。
そして、『とれたてっ!』のフジテレビでの放送が検討されている理由の1つとされるのが、13時50分~15時45分枠で放送しているドラマの再放送が全く視聴率を取れないことがあるといいます。
フジのドラマには名作も多いのですが、特に月9ドラマなどは若い視聴者を意識した内容のものが多いですからね。ところが、平日の昼から夕方にテレビの前にいてドラマを見てくれるのは主婦層やシニア層が中心で、月9ドラマの視聴者層とはズレていますよね。
テレビ朝日もこの時間帯にドラマを再放送していますが、こちらは視聴者層のニーズとマッチしていて、しっかりと数字を取っています」(前同)