大人気お笑いコンビ・千鳥とかまいたちの冠番組『千鳥かまいたちアワー』が、４月からはゴールデンタイムに昇格し、『千鳥かまいたち ゴールデンアワー』（日本テレビ系）として水曜２０時から放送されることが明らかになった。
バラエティ番組制作会社関係者は言う。
「『千鳥かまいたち ゴールデンアワー』では、日テレのエース中のエースとも言われる総合演出・古立善之氏が演出として番組に参加することも、業界関係者の間では大きな注目を集めています」
日本テレビの社員である古立氏は、ウッチャンナンチャン・内村光良（６０）がＭＣを務める『世界の果てまでイッテＱ！』、マツコ・デラックス（５２）とＳＵＰＥＲＥＩＧＨＴの村上信五（４３）がＭＣの『月曜から夜ふかし』、宮川大輔（５２）がメインを務める『満天☆青空レストラン』という人気番組３本のレギュラー番組の演出に加え、『上田と女が吠える夜』と『ｗｉｔｈＭＵＳＩＣ』の監修、半期に１回放送されている『うわっ！ダマされた大賞』、１月４日に放送された『マツコ、リアルする』（すべて日本テレビ系）などの特番も手掛けている。
「過去には嵐の『嵐にしやがれ』や櫻井翔さん（４３）がＭＣの『１億３０００万人のＳＨＯＷチャンネル』なども担当。それらに加えて、数年に一度は『２４時間テレビ』（すべて日本テレビ系）の総合演出も手掛けるほどの超凄腕テレビマンです。『月曜から夜ふかし』では、マツコから演出や編集方法をツッコまれたりすることでも知られた人物ですよね。
古立氏が演出を担当している番組は特に視聴率が良いんです。テレビ界では１３～４９歳のコア視聴率が重視されていますが、『イッテＱ』は１週間の全局全番組のうちで最も高いコア視聴率を取る番組ですし、『夜ふかし』も『イッテＱ』に次ぐような高視聴率を取ります。
数字が良いのは当然ながら番組が面白いからですよね。『夜ふかし』では街中の素人さんをギリギリのラインでイジることもありますが、古立氏は“面白さの追求”を妥協しない人だと言われていますね。『夜ふかし』でも、街頭インタビューしている数は膨大なんです。そこから、本当に面白いものを厳選して放送する。『イッテＱ』でもそう。多くの素材から厳選したほんの一部だけをＯＡする。『イッテＱ』の海外ロケでも、その多くの部分が日の目を見ないままになっていますよね」（前同）
“多くの素材から面白いものだけを選んで放送する”、それだけ聞いているとできないこともなさそうな気になるが……、
「これができないんです。というのも、演出家と現場に行くスタッフとの深い信頼関係がないと成り立たないからです。現場スタッフも取れ高を想定して動くし、できれば長時間のロケは避けたいものですよね。でも、古立氏の番組は特別。求められる“面白さ”のハードルが高いことを知っているし、良い素材を渡せば、絶対に面白い映像、番組を作ってくれる絶大な信頼感がある。だから、スタッフは頑張るんですよね。
そういった質の高い演出もあって、古立氏が手掛ける番組は軒並み高視聴率ですし、また、マンネリ化しないようにさまざまな企画やチャレンジもしていますよね。『千鳥かまいたち ゴールデンアワー』も古立氏が加わることでより面白くなるのではないでしょうか」（同）
