■3月には『MANSAI』のルーツとの共演も
羽生は、2020年に四大陸選手権で優勝して、男子シングルでは史上初めて、主要国際大会6大会をすべて制するスーパースラムを達成。男子初のグランプリファイナル4連覇や史上初ショートプログラム100点、フリースケーティング200点、総合300点超え、史上初4回転ループジャンプ成功など多くの新記録を打ち立ててきたが、22年7月に競技会から引退。プロスケーターに転向した。
プロスケーターに転向後も毎年アイスショーの単独公演を行なっていて、直近の『Echoes of Life』でも平昌オリンピックを彷彿とさせる圧巻の演技を披露。《現役時代より身体能力がアップしてる!》などと大反響だった。
また、3月7日に控えている『notte stellata』ではスペシャルゲストとして、狂言師の野村萬斎(58)が出演することも注目を集めている。
「羽生さんは2015-16シーズンに、萬斎さんの主演映画『陰陽師』(2001)の曲を用いたフリープログラム『SEIMEI』を演じ、15年11月末のNHK杯では同プログラムで世界歴代最高得点(196.75点)を大幅に塗り替え、前人未到の200点台を超える216.07点を叩き出した伝説の持ち主。そのため、萬斎さんとの共演が注目されているということですね。
今回の米津さんとのMVもそうですが、これからも羽生さんは圧倒的なパフォーマンスで我々を魅了してくれるのではないでしょうか」(前出の女性誌編集者)
米津の楽曲『BOW AND ARROW』はフィギュアスケートを描くアニメ『メダリスト』の主題歌だが、羽生は同アニメのファンであり、1月25日に自身の公式YouTubeメンバーシップ配信で「(主人公の)お母さんのとことか泣いた」と、感想を話していたこともある。
羽生は、今回のMV出演で、アニメ『メダリスト』、そしてフィギュアスケートに興味を持つ人が増えることを願っているのかもしれない――。