昨年9月30日にスタートした橋本環奈(26)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。いよいよあと約3週間後、3月28日に最終回を迎える本作だが、視聴者の声は冷ややかで――。
【以下、『おむすび』のネタバレを含みます】
『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。
物語は3月7日放送回で令和を迎え、世界中が未曽有の危機に陥ったコロナ禍に突入する。
「『おむすび』は、テーマの1つである“ギャル要素”が朝ドラの視聴層と合わなかったこと、そして、あまりにも薄口のダイジェスト感の強い脚本に厳しい声が殺到してしまっている作品ですよね」(テレビ誌編集者)
3月3~7日の週でも、結(橋本)が管理栄養士として新人レベルの凡ミスをする展開に、《まるで成長していない》とツッコミの声が殺到。演出面でも、結たち米田家が住む神戸の商店街仲間・要蔵(内場勝則/64)が街を去るにあたり、商店街のみんなに別れを告げる場面で要蔵のズレた発言に一同がズッコケる、という吉本新喜劇じみた展開に《笑えないコント回》など、厳しい声も……。

「『おむすび』はもう5か月間も放送されてきましたが、いまだに主人公の最終目標が今ひとつわからずどんな最終回を迎えるのかいまだに見えてこない、という指摘もありますね。
Xでは、ハッシュタグ《#おむすび反省会》を添えて、大喜利のノリで最終回の展開を考察する視聴者も多くいますが、そこでは、近年の朝ドラ屈指の話題作『ちむどんどん』(22年度前期)の名前を出す人も……」(前同)
沖縄と東京が舞台だった黒島結菜(27)の主演作『ちむどんどん』は、沖縄料理に夢を懸けるヒロインと強い絆で結ばれた4きょうだいの「家族」と「ふるさと」の物語だが、脚本や演出、時代考証など多くの部分に「あまりにも雑」というツッコミが殺到。Xでは公式のハッシュタグである《#ちむどんどん》よりも《#ちむどんどん反省会》の投稿数が多かったとも言われている。
Xには、そんな『ちむどんどん』を引き合いに出して、
《週末にまだちむどんどんは超えていないと思うとポストしたけど撤回します。ちむどんどん超えてます。ちむどんどんの時は毎日1ツイートにまとめられる程度の突っ込みをしてましたが、おむすびはポストしたい突っ込みどころが多すぎて、1ポストにはとてもまとめられません》
《ちむどんどん最終回ラストの海に向かって叫ぶを超えるぶっ飛んだラストが期待できそうですね》《ハギャレンメンバーは糸島から 永吉さんは、天国から 橋本環奈ちゃんは家族と町内会 床屋で踊る 病院関係者 病院で 歩は、お店で マネージャーとチャンミカ ナベさん達(※つまり主要キャスト全員で)とパラパラを踊る 完 #おむすび反省会》
といった、『おむすび』の最終回を予想する声も寄せられている。