3月9日放送の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、イモトアヤコ(39)が7年ぶりに海外登山に挑戦する。アルプス山脈4000メートル峰のスイス・ブライトホルンで「ご来光」を目指すということだが、番組表には《イモトが語る…イッテQ登山部を支えた故・中島健郎へのあふれる想い》とあり、注目を集めている――。

 中島健郎さんは「登山界のアカデミー賞」と言われるピオレドール賞を3度受賞した世界的な登山家・山岳カメラマン。『イッテQ』登山部シリーズには2012年からカメラマンとして参加していて、2015年のマッキンリー登山企画では、イモトが登頂した6月21日は雲海に覆われて景色が撮影できなかったため、中島さんのみ翌22日に2日連続で登頂して山頂風景の撮影を行なうなど、番組に多大な貢献をしてきた。

 しかし、2024年7月末、中島さん(当時39)は同じく山岳カメラマンの平出和也さん(当時45)と2人で世界第2の高峰K2で滑落し、遭難。行なわれた救助活動は3日後に打ち切りとなり、同年8月22日に所属先の石井スポーツが追悼を示すコメントを出した。

 2人の姿を収めた最後のドキュメンタリー『K2西壁 ふたりの軌跡 平出和也と中島健郎が挑んだ空白地帯』は、奇しくも『イッテQ』の前日、3月8日よる7時にNHK BS4Kで放送された。

※画像は中島健郎さんの公式インスタグラムより

「中島さんは若手クライマーの“ケンロー”として、『イッテQ』登山部に参加。同企画には、後にイモトさんの夫となる石崎史郎ディレクターも参加していましたが、中島さんがきっかけとなり、イモトさんと石崎ディレクターがキスをするという場面もありました」(テレビ誌編集者)

 イモトは前述のマッキンリー登頂で、中島さんが追加撮影のため2回登頂したお礼として、中島さんの頬にキスをした。それを見た石崎氏が「俺も登ったんだけど!」とアピール。イモトは「マジで言ってるの?」と答えた直後、彼の唇にキスをする、というシーンがオンエアされた。2人の交際開始は3年後の2018年からだが、SNSでは《付き合ってる?》《結婚しろよ》などと大反響だった。

  そんな名場面もある中島さんを思い出す企画が放送されることから、

《番組表の「故・中島健郎へ想いを馳せる」の文字だけですでにグッときてしまいました》
《ぜったい観るよ。健郎さんがサポートしたマッターホルンやアイガーがあるスイスだもの》
《イモト海外登山するけど、いつもの仲間いないの寂しいよな。》
《ずっとイッテQ登山部が見たかったから嬉しい。でも健郎さんがいないことを改めて実感するんだろうな…》
《イモトさん登山に行ったのか。中島さん見てるかな》

 といった声が、SNSにも多く寄せられている。