■SixTONESへの大きな期待「ここから10年、20年、日本テレビの未来を背負って立ってくれる彼らに」
『嵐にしやがれ』を連想させる『Golden SixTONES』のビジュアル――前出の制作会社関係者は言う。
「『嵐にしやがれ』の制作に携わっていた増田氏が演出をする番組ですから、ビジュアル面でも、全く意識していない、ということはないのではないでしょうか。
増田氏は、多くの日テレの人気バラエティ番組で経験を積み、最近では『超無敵クラス』(2021年4月~今年3月末)の企画・演出も担当したほか、SixTONESがパーソナリティを務めた『第44回全国高等学校クイズ選手権』(24年9月)にも演出として携わっていました。
また、彼はSixTONESの森本慎太郎さん(27)が準レギュラー出演しているTOKIOの人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』でもディレクターをしていて、『Golden SixTONES』のレギュラー化の発表もその縁を感じさせるものでしたね」
『Golden SixTONES』のレギュラー発表は、2月23日放送の『DASH』内で行なわれた。
この日はSixTONESが全員で人気企画「グリル厄介」のロケに参加し、川に入って獲物を探していたのだが、京本大我(30)が川の底に巻物を見つけて広げてみると、「SixTONES冠番組 レギュラー化決定! おめでとう」と書かれていた。
突然の発表にSixTONESメンバーが驚いていると、日テレの日曜日のゴールデン帯の人気番組をけん引する“先輩”であるTOKIOの城島茂(54)が「日曜よるのゴールデン帯にSixTONESがやってくるということでうれしいなと思いながら、かなり大変だよというエールを送りたくて」と発言。スタッフやプロデューサーと組んでサプライズを計画していたとを明かし、番組名と放送時間帯も発表されたのだ。
「城島さんの言うように、日曜のゴールデン帯は視聴率激戦区です。そして『Golden SixTONES』はSixTONESにとって初となるゴールデン帯のレギュラー番組ですが、同番組は23年続いた『行列のできる相談所』(02年4月~24年3月末)の後番組という大きなプレッシャーもあります。
そんな『Golden SixTONES』の爆発力に、日テレサイドは強く期待をしていることを明かしていますね」(前同)
3月4日に行なわれた4月改編説明会で日本テレビの江成真二総合編成センター部長は、激戦区の時間帯に『Golden SixTONES』を編成することについて、「他局にも非常に強い番組であるのは分かっているなかで、SixTONESで戦えると判断した」と説明。
さらに、
「『行列』という番組は現在も結果を残してくれている番組ではあるのですが、ここから10年、20年、日本テレビの未来を背負って立ってくれる彼らに枠を託そうと思いまして、強いところにあえて置かせていただきました」
と、SixTONESと共に歩む未来に強く期待していることを感じさせた。
「若者に大人気のSixTONESをメインに、日テレのバラエティで将来が嘱望される演出家が番組を仕切ると。嵐が『嵐にしやがれ』も経て国民的グループに成長したように、日テレが、SixTONESのさらなる成長、メジャー化に期待しているのは間違いなさそうです」(同)
SixTONESが、令和の“日テレの顔”になるのかも。