1999年からテレビ朝日で放送されている、俳優・沢口靖子(59)主演のミステリードラマ『科捜研の女』シリーズ。

 同ドラマは、沢口演じる榊マリコら京都府警科学捜査研究所の活躍を描くミステリードラマ。1999年の10月21日にスタートしてから、現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けている人気作として、昨年7月クールには25周年の節目となる『season24』が放送されたが――民放キー局関係者は話す。

「実は、昨夏の『season24』が事実上の最終シーズンになると聞こえてきています。それというのも、『科捜研の女』は数字がガタ落ちしてしまっていて……テレビ朝日としても続編の『season25』はもう作れない、となっているというんです。

 そして、近年の『科捜研の女』は7月期の水曜21時枠が定位置ですが、今夏には相葉雅紀さん(42)が主演の新しい刑事ドラマが内定していると言われています」

『科捜研の女』は長らく「木曜ミステリー」枠で放送されていたが、この枠の廃止に伴い、22年10月クールに「火曜21時枠」にて『season22』が放送。

 その後は「水曜21時枠」に移動となり、『season23』(23年7月期)と『season24』(24年7月期)が放送された。

 そして、今年7月クールの同枠では相葉主演のドラマが放送されると複数メディアで報じられており、3月10日配信の『東スポWeb』では、相葉の主演ドラマのタイトルが『大追跡~警視庁SSBC特別(仮)』だと詳細に報じられている。警視庁の捜査支援分析センター(SSBC)を舞台とした作品で、シリーズ化も見据えているということだ。

「木曜ミステリー時代の『科捜研の女』は“転んでも10%”と言われるほど安定した世帯視聴率を持っていましたが、火曜21時枠に移動した際(※『season22』)、ドラマの雰囲気をクールでシリアスな雰囲気に大幅路線変更したところ、これが既存ファンにも新規層にもウケず、多くの視聴者を失ってしまったんです。

 水曜21時枠に移動した『season23』では従来の雰囲気に戻ったのですが、短期間に目まぐるしく放送時間が変わったことで、さらに年配層の視聴者離れが加速してしまったとも言われています。

 そして、その後の『season24』でも離れた視聴者が戻らなかったことに加えて、パリ五輪の影響で大幅に数字が落ちてしまったと……」(前同)