■福澤氏は二宮の演技を見て「やばいっすね、予想外の芝居をする」感嘆

「福澤氏にとって、局員としての最後のTBSドラマ。日本トップのドラマ監督の局員ラスト作品、だからこそ超豪華なキャスティングになっていると聞こえてきていますね。

 堺さんとは『半沢直樹』で、阿部さんとは『下町ロケット』(2015年、18年)と『ドラゴン桜 第2シーズン』(2021年)、役所さんとは『陸王』(2017年)で、というふうにかつて一緒に戦ったという強いつながりがあり、福澤氏に局員最後の花道を飾ってもらうために、普通ではありえない超主演級が勢揃いしているという話ですね。松坂さんに関しては、『VIVANT』制作の噂を聞き、“出して欲しい”と志願したといいますよね。

 そうして同ドラマはとんでもない超豪華キャスティングになっているわけですが、実は、豪華出演者はこれで終わらない、とも聞こえてきています。どうやら、“隠し玉”はまだまだあるようで……」

 そう話すのは、ドラマ制作会社関係者だ。

「超ド級の“追加出演者”、噂に上がる一人は二宮和也さん(39)ですね。二宮さんの同作出演の噂は昨年11月の『東スポWEB』でも報じられていましたね。

 二宮さんは、2022年4月クールに日曜劇場の『マイファミリー』で主演を務めていましたが、同作を手掛けたTBSの飯田和孝プロデューサーは『VIVANT』も担当していますからね。『マイファミリー』も大成功した作品で、飯田プロデューサーも二宮さんに声がかけやすいかもしれません。

 加えて、演出の福澤氏も、二宮さんの演技に一目置いていますからね」

 二宮も福澤氏と一緒に仕事をしている。それは、2018年の福澤氏が演出を手掛けた二宮の主演作、日曜劇場の『ブラックペアン』だ。同作のドキュメント番組『~二宮和也密着ドキュメント~』では、ミスで狼狽して手術できなくなっている医者(小泉孝太郎)に「じゃあ、やれよ、自分で!」と二宮が言い放つシーンが紹介されているが、ここで福澤氏は「やばいっすね、予想外の芝居をする」と驚きつつもにやけていたのだ。

 また、1998年放送の中村玉緒(83)主演ドラマ『あきまへんで!』(TBS系)にはジャニーズJr.時代の二宮が出演していたが、同作を手掛けていたのも福澤氏だった。当時の資料では、二宮に福澤氏が演技指導をする姿も記録されている。

 ちなみに、『あきまへんで!』が二宮にとって初の連ドラ撮影でもあった。これだけ聞くと“二宮出演”の噂がリアルに感じられてくる。さらに、“アカデミー賞女優”も注目が集まっているという――。