■いまだに尾を引く「僕はただ経営をする人」発言

 STARTO社のCEOに就任した福田氏は、2023年12月9日に行なわれた報道陣の取材で「僕はただ経営をする人」と発言。タレントへの向き合い方は井ノ原にお願いするという旨を、語っていた。

 また、同日に配信された『文春オンライン』のインタビューでも福田氏は、自身はタレント養成、井ノ原は経営が分からないため、お互いに役割分担をしている、と話していた。

「こうした背景があり、“タレントの育て方が分からないのに社長をやるのかよ”という空気感がずっとあるなかでの、『リクルートワークス研究所』のインタビュー記事での“今後はダンスや歌唱などの評価基準を明示する”発言。

 福田社長は“基準”作りには関与しないのかもしれませんし、そして会社の新方針を外部に発信するというのは社長としての重要な仕事の1つですが、光一さんの指摘にもあるように誤解を招きかねない表現で、かつ福田社長を信用していないファンからの反発は必至のものでしたよね。

 また、“役割分担”していた井ノ原さんは現在、タレント養成などから一線を退いていると明らかにしていて、そこもファンがSTARTO社の今後を不安視している要因の1つだと言われていますね」(前出の女性誌編集者)

 井ノ原は24年末に自身のブログで《今年のはじめにそれまでやっていたジュニアの育成をはじめ ジュニアに関することから離れることになりました》と報告。会社から《井ノ原さんはもっと芸能の仕事をしてくださいね》と言われたこと、ジュニアの現場も《辞任じゃないので投げ出したわけではないが今は離れてしまっている》と明かしている。

「ただ、今回、光一さんは苦言を呈するような形になりましたが、内部から“おかしい”と感じることを指摘してくれる人がいるというのは、福田社長としてもありがたいのではないでしょうか。

 福田社長にとっても頼れる存在だった井ノ原さんがタレント養成から退いてしまった現状だけに、今後も、光一さんのようなベテランタレントのフォローやツッコミが、STARTO社と福田社長の明暗を左右することになりそうですね」(前同)

 福田氏は、1月22日配信の『FRIDAYデジタル』で二回り年下美女との「路上連続キス」が撮られるなど、良くも悪くも注目を集めがち。約460日前の「僕はただ経営をする人」発言が現在も尾を引いている感もあるが、福田社長が多くのファンから受け入れられる日は、いつになるか――。