元SMAPリーダーで国民的タレントだった中居正広氏(52)が芸能界から引退して早2か月が経過したものの、フジテレビ内では混乱が続いているようだ――。
2024年末より取り沙汰された女性とのトラブルが原因となり、中居氏は1月23日に芸能界からの引退を発表。トラブルにはフジテレビの幹部社員A氏も関与していると報じられており(フジテレビは否定)、同局の対応を巡り、約80社のスポンサー企業が撤退。そんななか3月末には第三者委員会からの報告があるとされていた。
「フジテレビ局員、フジテレビで働く方々、業界関係者大注目の第三者委員会の報告は今週後半、早ければ27日の木曜にもあるかもしれないとささやかれています。
被害女性のX子さんはいまだ、自身と中居さんをつなげたという幹部社員A氏にヒアリングをしなかったこと、トラブル後も中居さんを『だれかtoなかい』(フジテレビ系)などの番組に起用し続けたことなど、フジテレビ上層部の対応に怒り心頭だといいますね」(民放キー局関係者)
1月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、X子さんが中居氏から《意に沿わない性的行為を受けた》と彼女の関係者も証言。X子さんが当時、仕事でつながりが深かったアナウンス室局次長・佐々木恭子アナウンサー(52)に相談していたこと、佐々木アナが問題に真摯に対応できていなかったとも記事では伝えていた。
「X子さんは佐々木アナに加えて、別の上役にも相談していたそうですが、その対応にも憤っていると聞こえてきています。ただ、対応した側にも言い分はあり、第三者委員会の聞き取りに応じ、“すべての材料”を提出しているといいますね。
X子さんの対応はないと見られ、また中居氏とのトラブルに関しては極めてプライベートな話なので、その詳細が出てくることはないでしょうが、中居氏が引退を決断するに至った流れは第三者委員会の報告でよりわかってくるのかもしれませんね。
そして、第三者員会は広範囲で聞き取りを行なっており、誰がどんなことを言っているのかフジ局員同士でも全く分からないそうです。
X子さんから相談を受けていた上役、幹部社員A氏、港浩一前社長、当時フジの専務で対応にあたった大多亮カンテレ社長など、中居氏とX子さんの件に関わる話や人物だけではなく、フジテレビ内であったと報じられている“上納疑惑”へもメスが入ると言われています。多くのスポンサー企業が指摘し、清水賢治新社長も認めている人権意識の低さに関わるところでも、具体的な話が出てくるのかもしれません。
そして、それがどのような形で報告がされるのか分かっておらず、“何が出るのか……”と、多くのフジテレビ局員が戦々恐々としているといいます」(前同)