■フジテレビが“生まれ変わる”のは第三者委員会の報告後
フジテレビ上層部が、タレントや大手芸能プロダクション幹部の“接待要員”として女性アナウンサーや女性社員を駆り出しているという報道もあった。
「第三者委員会の報告を受けてから、フジテレビは新たに生まれ変わる体制を整え、具体的に改革を進めていくことになると見られています。同局は検証番組を放送するとしていますが、その検証番組も第三者委員会の報告を受けてから本格的に制作することになるようですよ。
現状、スポンサー企業は1割程度しか戻ってきていないといい、フジテレビが本気で“過去との決別”をして生まれ変わらない限り、元のように戻ってくることはない、と局内でも話されているといいますね。
そのために手っ取り早いのは大幅な改編を行なうことですが、そのために多くの新番組を立ち上げることが必要では、という意見も出ているそう。ただ、過去と決別するために、どの番組を終わらせて、どの番組は残すのか、それも第三者委員会の報告を受けないと判断できない、となっているといいますね」(前出の民放キー局関係者)
“フジテレビのドン”と称されるフジサンケイグループ代表の日枝久氏(87)の去就についても、第三者委員会の報告を受けて議論がされると見られている。
「日枝氏が今の立場にとどまったままで乗り切れる問題ではない、というのが現在の多くのフジテレビ局員の考えのようです。日枝氏は2月末、自宅で転倒して腰痛圧迫骨折で入院するということがありましたが、“フジテレビのドン”は第三者委員会の報告を受けて、どんな判断をするのか……」(前同)
かつては隆盛を極めた大テレビ局・フジテレビの今後の命運は、今週後半にも出ると見られる第三者委員会の調査報告書がカギを握っている――。