■フジテレビと店主に話を聞いた
小サイトが、「東陽町 七厘家」を巡る『かまいまち』の“やり直し放送”について、フジテレビに事実確認を行なったところ、
「2月20日の放送で『東陽町七厘屋』さまをご紹介しましたが、視聴者の皆さまに誤解を与えるような表現がございました。放送後、誠意をもって話し合いをさせて頂いた結果、改めてお店を紹介するVTRを制作し、3月27日に放送することでご理解を頂いております」
ということだった。
そして、「東陽町 七厘家」にも取材を行なったところ、店主の平田尚也氏があらためて経緯や放送当時、そして現在の心境を聞かせてくれた。以下がそのやり取りとなる。
――3月27日にやり直しの放送がある、と聞きました。
「はい。番組自体は19時からですけど、後半の20時40分くらいに放送されます。
撮影自体は、ああいう番組は、沢山撮影するじゃないですか。その中から選んで編集するわけですよね。
(トラブル後)向こうが謝罪に来て“どうしたら許してもらえますか”となりまして。僕も最初は怒っていたから話を聞きませんでしたが、気持ちが落ち着いてから“じゃあ、撮影はしたんだから、新しく見た人が好印象を抱く映像を作ってもらえるなら、いったんは納得しますよ”と、僕の方から提案しました。
必要なら追加撮影の協力もすると言いましたが、“それは使わなかった映像があるから大丈夫です”と。使う料理の映像や、簡単な原稿の確認などは行ないました。
フジテレビからも偉い方が訪れてきて。“前回の表現は不適切だった”というナレーションを流していただけることになりました。現代では、アナウンサーが局を代表して謝罪するような形では、“画面に映っているアナウンサー”が謝罪しているように感じる人もいる、ということですが、そこは僕も納得しました。最後にテロップでもメッセージを出す、ということも言われ、了承しました」(平田氏、以下同)