横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第14回「蔦重瀬川夫婦道中」が、4月6日に放送される。3月30日放送の第13回「お江戸揺るがす座頭金」は、瀬川(瀬以)と鳥山検校夫婦役の小芝風花(27)と市原隼人(38)が圧巻の演技を見せていた。
同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる、“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。蔦重に想いを寄せていた花魁・瀬川は、検校に身請けされ妻・瀬以となったが、吉原以上にツラい現実が待っていた。
第13回は、蔦重は鱗形屋(片岡愛之助/53)が再び偽板の罪で捕まった知らせを受ける。鱗形屋は各所に借金を重ね、その証文の一部が鳥山検校が率いる高利貸しの座頭に流れ、苦しまぎれに罪を犯したという。江戸城内でも旗本の借金が問題視され、意次(渡辺謙/65)が平蔵(中村隼人/31)に座頭の実情を探るよう命じる。
一方、検校は、瀬川と蔦重の仲を嫉妬し、吉原に戻りたいのかと迫る。瀬川がおびえながら釈明するが、検校は聞く耳を持たず「嘘ばかりの女郎の声は聞きたくない」と、瀬川を屋敷の離れに軟禁する。さらに、瀬川の持ち物を調べた検校は蔦重への恋心を疑い、脇差しを手に「返事次第では斬る」と問い詰めるが……という展開。