俳優・多部未華子(36)が主演する連続ドラマ『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系/夜10時~)の初回が4月1日に放送された。初回からドラマ名がXでトレンド入りするなど順調なスタートを切ったほか、主演の多部の雰囲気の変化に言及する声も多く、注目を集めている。

 同ドラマは、朱野帰子氏による小説『対岸の家事』(講談社)が原作。多部演じる専業主婦・村上詩穂、江口のりこ(44)演じる仕事と育児を両立しながら働く長野礼子、ディーン・フジオカ(44)演じる育児休暇中のエリート官僚・中谷達也を中心に物語が展開される、“お仕事=家事”がテーマのお仕事ドラマ。初回では、価値観の違う詩穂と礼子が仲良くなるまでが描かれた。

「詩穂(多部)は2歳の娘を持つ専業主婦の母親ですが、礼子(江口)は育児と仕事を両立する選択をしたことから、2年前に詩穂のことを“時流に乗り遅れた絶滅危惧種”扱いしていて、関係が悪かった。

 しかし、2児の母親となった礼子は育児と仕事の両立の困難さに心が折れてしまい、衝動的に飛び降り自殺を図るまで追いつめられ、寸前のところで詩穂が助けたことで和解――というのが初回のおおまかな流れです。専業主婦の方が気が楽、という単純な話では決してなく、多くの視聴者から共感する声が上がっています」(女性誌編集者)

 Xでは、詩穂が育児に追われて「あれ、今日もまた誰ともしゃべってない……」と漏らす場面などふとした瞬間のモヤモヤに共感する声、多部が“明るいママでいようと頑張っているが内心では多くことに悩んでいる”女性を上手く表現している高い演技力を絶賛する声が寄せられている。

《多部未華子さんの演技に引き込まれ、涙が止まらなかった》
《“大人と話がしたい(※母親デビューしたばかりの詩穂の悩み)”←開始一分で共感 一ヵ月健診までが本当に本当にコレで辛かった今でも常に思っている事ではあるんやが精神的にコレが本当に一番辛かった》
《自分で選んだ選択だからこそ弱音とか吐いちゃいけないって思いがちだけど、隣の芝生は青く見えてしまうんだよなぁ。働いてても専業主婦でもそれぞれの悩みがある。優しくいたいと思えるドラマだ》