■旧ジャニーズ時代から言われていた東西ジュニアの統合話

「あまりにも大量のジュニアの退所、STARTO社がこれまでも大幅な改革を行なっていることを考えると、旧ジャニーズ事務所時代から言われていた東西ジュニアの統合なども近未来的にありそうですよね」(前出の女性誌編集者)

 2022年11月の『週刊文春』(文藝春秋)では、Aぇ!group以外の関西ジャニーズJr.のユニットを解体し、関東と関西のJr.のメンバーを合わせての再編成計画がある、と報じられていた。

 STARTO社体制に移行後には、東京のジュニア内ユニット・HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者の4グループが2月16日付で解体・再編され、新グループ・ACEes、KEY TO LIT、B&ZAIの立ち上げが発表され、ファンに衝撃が走ったばかり。いずれ関西ジュニアも解体・再編されるのではないかと考えるファンも少なくない。

「加えて、ジュニアの数が多すぎて管理できないという話が、旧ジャニーズ時代からささやかれていました。今回の36人が一斉退所した後も、公式サイトには147人ものジュニアが名を連ねているし、そこにはほとんど稼働のない人もいることでしょう。

 また、ジュニアの育成方針も変わってきており、これもジュニアの進退に影響を与えそうですよね……」(前同)

 かつて、ジュニアのグループ所属やデビューの基準は明文化されておらず、多くはジャニー喜多川氏(享年87)のフィーリングによるものとされた。“名前が面白かった”“名札番号がNo.1だった”など、気まぐれのような理由で入所が決まったタレントも数多くいたとされる。

 しかし、STARTO社の福田淳CEO(59)は1月22日配信の『リクルートワークス研究所』のインタビュー記事にて、ジュニアの育成や新規加入の審査を聞かれた際に《選考・評価のプロセスを透明化することが重要だと考えています》とコメント。今後はダンスや歌唱などの評価基準を明示するとした。

「24年4月にSTARTO社が本格始動してからちょうど1年です。23年10月に消滅したジャニーズ事務所からの引き継ぎなども終わって、いよいよ本格的な変革の時を迎えているのではないでしょうか。

 そして、デビューは叶わず人数だけ増え続けていくジュニアの現状をこのままにしておくのはプロダクションとして健全ではなく、旧ジャニーズ体制の時点でそこの見直しは既定路線なところもあった。ここにきての大きな変化に納得のいかないファンが出るのは仕方ないことでしょうが、会社としてはやむを得ない部分もあるのではないでしょうか」(同)

 小サイトはSTARTO社に、KAT-TUNの解散と、ジュニアの藤森が退所する際の経緯を問い合わせたが、期日までの回答はなかった。

 新年度になって早々に大荒れのSTARTO社。今後の動向にファンは大注目している――。