元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連の問題で、大揺れのフジテレビ。3月31日には第三者委員会の調査報告書を公表し、その内容がさらなる物議を醸しているが、同局の人気番組に出演した人物との間にトラブルが起きていることも明らかになった。
ウッチャンナンチャンの内村光良(60)と南原清隆(60)、お笑いタレントの出川哲朗(61)が週替わりでMCを務めるバラエティ番組『チャンハウス』(毎週土曜日11時~11時50分)の街頭インタビューを受けた当事者の関係者から「誤った内容が放送された」と抗議があったと、4月3日配信の『NEWSポストセブン』が報じたのだ。
同番組はウッチャン、ナンチャン、テッチャンの3人の“チャン”が週替わりで出演し、出演者が2チームに分かれ、それぞれの代表者がプレゼンする雑学で対決するバラエティ。記事によると、問題となったのは今年に入ってから放送された回で、「令和の小学生の間ではどんな子がモテるの?」というテーマの街頭インタビューで質問を受けた小学生が話した“恋愛観”の一部分だけが切り取られ、本人が意図した内容とは違う形で紹介されたという。
『NEWSポストセブン』の問い合わせに、フジテレビの広報宣伝部は『チャンハウス』のインタビューにおいて、編集担当者が一部発言の意図を誤解して編集をし、誤った内容を放送してしまった事案があったと回答。オンエア後に関係者から指摘があり、取材対象には謝罪をしたうえで当該ホームページに謝罪文を掲載したとも説明している(すでに掲載は終了)。
「記事にはフジテレビ関係者の“ねつ造だと言われても無理はない”という指摘も掲載されていますが、街頭インタビューでのねつ造というと、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)もつい最近、問題になったばかりですよね」(女性誌編集者)
『月曜から夜ふかし』(毎週月曜22時~)といえば、マツコ・デラックス(52)とSUPER EIGHTの村上信五(43)がMCを務める多くの視聴者に愛される人気番組だ。
その『夜ふかし』の3月24日放送回を巡り、日本テレビは同月27日までに公式サイトを更新し、その内容について謝罪した。
公式サイトでは《2025年3月24日放送『月曜から夜ふかし』の「この春上京する人へのアドバイスを聞いてみた件」企画の街頭インタビューで、中国出身の女性のエピソードを放送しました》と切り出し、
《放送では「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」という話の後、「みんな食べてるから少ないです」「とにかく煮込んで食べて終わり」といった女性の発言がありましたが、実際には女性が「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました》と説明した。
また、《今回の件は、テレビメディアとして決してあってはならない行為であり、取材に協力いただいた女性ご本人並びに視聴者の皆様に心からお詫び申し上げます》と謝罪し、《制作プロセスを徹底的に見直し、再発防止に努めてまいります。この度は大変申し訳ございませんでした》と締めくくった。