■6人はいずれも売れ始めたタレントばかり

 吉本興業は2月末の時点で、

《最終的な処分等は、捜査の結果等を踏まえることになりますが、事実関係が確定し、様々な判断が決するまでは、関係各所及び本人とも協議の上、順次、芸能活動を自粛させていただいております》

 と、公式サイトにて発表していた。

「吉本芸人を中心に世を騒がせているオンラインカジノ騒動ですが、今回の書類送検でひとまず吉本芸人への捜査は終了となると見られています。報道にもあるように10人弱に事情聴取を行なうなど徹底的に調べたうえで、最終的に今回の6人を書類送検する運びとなったということですね。

 おそらく起訴までは至らないのでは、という声が多いですが、ただ書類送検された6人はここ数年で名前が売れ始めて、いよいよこれから、というタイミングの芸人ばかり。今回の騒動はやはり大きなダメージですよね。世間からは同情する声も多いですが……」(前出のワイドショー関係者)

 吉本大は2008年、双子の弟・吉本拓(40)とダイタクを結成。24年にラストイヤーで初の『M-1グランプリ』決勝進出を果たし、本格的に売れ始めた矢先での不祥事となった。

 なかむらは18年に京極風斗(29)と9番街レトロを結成。20年8月末に神保町よしもと漫才劇場の「グランドバトル」で1位を獲得したり、ナイチンゲールダンスとの冠レギュラー番組『ナイチン街レトロ』(TBS系)が24年7月からスタートしたりと、勢いに乗り始めていた。

 ちなみに、なかむらの相方・京極は今回の一件について、4月3日にインスタグラムのストーリーズを更新。問題に関与したタレントらの画像を添付し《最悪のスマブラ???》と、人気格闘ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』にちなんだコメントをつづっていた。

 竜大と“最強の庄田”、コンビ揃って書類送検となったプリズンクイズチャンネルは19年に結成。登録者数2万弱のYouTubeチャンネル『プリズンクイズチャンネルch』をメインに活動していた。チャンネルでは競馬やパチンコなど、ギャンブル系の企画も多い。

 大原は原田フニャオ(35)と11年にダンビラムーチョを結成。『M-1グランプリ2023』と『キングオブコント2024』(TBS系)でファイナリストに選ばれるなど、賞レースでの活躍が目立っていた。

 笹本は三浦リョースケ(32)と15年にネイチャーバーガーを結成。神保町よしもと漫才劇場を主舞台として活動している。笹本はラップ好きが高じて、23年1月にデジタルアルバム『ディープ』をリリースするなど、活躍の場を広げつつあった。