吉本興業所属タレントのオンラインカジノ問題をめぐり、警視庁保安課がタレント6人を賭博の疑いで、東京地検に書類送検した。

 書類送検されたのは、お笑いコンビ・ダイタクの吉本大(40)、9番街レトロのなかむら★しゅん(31)、プリズンクイズチャンネルの竜大(31)と“最強の庄田”(35)、ダンビラムーチョの大原優一(35)、ネイチャーバーガーの笹本はやて(33)。

 いずれも容疑を認めており、起訴を求める「厳重処分」の意見がつけられた。6人の処分について事務所関係者は《今後の状況を見て判断する》としたと報じられている。

「この問題は、吉本に所属するタレントが、オンラインカジノで賭博をした疑いがあるという情報提供を受けた警視庁が、これまでに、タレント10人弱から任意で事情を聞くなど、捜査を続けてきたものです。

 2月5日の時点で吉本は《コンプライアンス違反があった》として一部タレントを活動自粛にしたと発表し、今回書類送検されたダイタクの大さんとなかむらさんがオンラインカジノ関連の事情聴取を受けていることが報じられていました」(ワイドショー関係者)

 さらに2月14日夕方配信の『毎日新聞電子版』が、24年に史上初の『M-1グランプリ』2連覇を果たした令和ロマン高比良くるま(30)と、同じく『M-1』チャンピオンのとろサーモン久保田かずのぶ(45)も関与していたと報じたことで、世間に激震が走った。

 名を挙げられた久保田は、2月21日放送のラジオ『とろサーモンの冠ラジオ枠買ってもらった。』(渋谷クロスFM)で関与を完全否定し、「刑事さんから今後の聴取の予定はないと思いますということを言われまして」とコメント。現在は問題なく芸能活動を続けている。

 一方でくるまは2月15日、コンビのYouTubeチャンネルを更新し、オンラインカジノを利用したことがあると認めて謝罪。事情聴取を受けたとも明かし、時期については「2020年末ほどまで1年ほど続いておりました」と、最後にオンラインカジノを利用したのは約4年前とも説明。法的には時効となっている時期だったが、YouTube更新の4日後、2月19日に芸能活動を自粛することを発表し、いまだに活動を再開していない。