■《有力な番組出演者》が石橋貴明だったことが露見

 4月10日発売の『週刊文春』では、この《有力な番組出演者》が石橋だと報道。第三者委員会は《有力な番組出演者》にヒアリングを打診したものの《多忙のため協力できない》との回答があったという。

 文春報道を受け、石橋の所属事務所は《第三者委員会から調査に対する協力の打診はあった。ただ、本人の食道がんの検査などで予定が詰まっていてそれどころではなかった。打診を受けたが「多忙のため協力できない」と返信した》とコメントを出している。

「石橋さんは4月3日にYouTubeチャンネルで食道がんを患っていることを公表。治療のため芸能活動を休止するとも発表しましたが、もしかしたら文春砲の影響もあるのか……がんを公表した動画が9日までに削除もしくは非公開になってしまいました」(前出のワイドショー関係者)

 中居氏の女性トラブルは性暴力と認定され、対応を誤ったフジテレビからはスポンサー企業80社ほどが撤退。同局を揺るがす大騒動へと発展しているが、過去のハラスメント疑惑が浮上し、第三者委員会からヒアリングを打診されていたことが明らかになり、石橋にも厳しい目が向けられることとなった。

 民放キー局関係者は言う。

「食道がんの治療もあり、多忙のためヒアリングに対応できなかったとのことですが、石橋さんサイドにも言いたいことはあるはずです。今後、公の場で“上納疑惑”を否定し、世間が納得ができる説明ができなければ、これからの地上波番組への出演は極めて難しくなるでしょうね」

 現在、とんねるず、石橋に地上波のレギュラー番組はないものの、石橋は『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』、『2億4千万のものまねメドレーGP』(ともにフジテレビ系)を、とんねるずとして『夢対決とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)などの人気特番を抱えている。

「石橋さんの一件は10年以上前とのことですが、フジの女性社員と2人きりになって下半身を露出し、女性に行為を迫ろうとしたという疑惑が持たれているわけです。そんな重大なハラスメントの疑惑があるにもかかわらず、これまでと変わることなく番組に出演するとなったら、起用するテレビ局は石橋さんの行為を“問題ない”ととらえていることにもなりますからね。

 視聴者からの反発は必至ですし、当然ながらスポンサー企業も受け入れることはできない。特番を放送することは絶対に無理でしょうね。特にフジテレビの『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』と『2億4千万のものまねメドレーGP』は『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の企画から派生した特番で、その先には港浩一前社長(72)がいるわけですしね」(前同)