中居正広氏(52)の引退から早3か月――。中居氏の女性トラブルに端を発した一連の問題は、中居氏自身やフジテレビだけではなく、テレビ界・芸能界全体にさまざまな影響をもたらしている。
2024年末より取り沙汰された女性とのトラブルにより、中居氏は1月23日に芸能界からの引退を発表。トラブルにはフジテレビの元編成部長のB氏も関与していると報じられ(フジテレビは否定)、同局の対応を巡って約80社のスポンサー企業が撤退することとなった。
3月31日には第三者委員会が394ページに及ぶ報告書を公表。被害に遭った女性Aが当時フジテレビのアナウンサーだったことが判明。第三者委員会は中居氏と女性Aのトラブルを《“業務の延長線上”における性暴力が行なわれ、重大な人権侵害が発生した》と認定した。
また、報告書内にあった、10年以上前に女性社員と2人きりになった際、下半身を露出した《有力な番組出演者》がとんねるず・石橋貴明(63)だったと、4月10発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じ、さらなる波紋が広がっている。
そんななか、中居氏が“反撃”の準備を整えているという報道が飛び出した。
「4月24日発売の『女性セブン』(小学館)が報じたものですが、中居氏は第三者委員会による“性暴力”を行なったという認定に強い抵抗感を覚えている。以前に頼んでいた弁護士とは違う強力な弁護団を結成し、女性Aとの間の守秘義務契約を解除して第三者委員会の調査報告書に反論することを検討している、という内容です。中居氏の新たな弁護人は『女性セブン』に《現段階でお答えできることはございません》と返答しています」(ワイドショー関係者)
再び大きな動きが起こりそうな“中居氏・フジテレビ問題”だが――、
「同問題の余波はドラマや映画の現場にも及んでおり、山下智久さん(40)が、フジテレビ製作の主演映画への出演を保留したとも報じられましたね」(前同)
『女性セブン』(4月10日発売)によると、24年4月クールに放送された山下主演のドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)の劇場版が年内にもクランクインする予定だったものの、“中居氏・フジ問題”を受けて、企画が暗礁に乗り上げているという。
『ブルーモーメント』は気象災害に脅かされる人命を守るため、命がけで救助に立ち向かう架空の組織「SDM(特別災害対策本部)」の活躍を描いた同名コミックが原作のドラマだ。
「山下さんは人気シリーズ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)に出演していて、同作の続編を望んでいたこともあり、同じ人命救助がテーマの『ブルーモーメント』の劇場版出演にも前向きだったといいますね」(前同)
山下サイドはフジテレビと交渉を重ね、契約内容や条件面などについてもしっかりと話し合いを続けていたという。しかし、その過程で“中居氏・フジ問題”が露見し、山下サイドが『ブルーモーメント』への出演を保留にしたと記事では伝えられている。
「山下さんは海外での仕事が多いですよね。日本以上に人権意識が高いとされる海外の制作陣の作品に出ることもあり、今後の仕事のことも考えて、現在のフジテレビとは仕事をしないほうがいいという判断に至ったのでは、と言われていますね」(同)