■木村拓哉はフジテレビ作品に「出る」決断

 山下がフジテレビ関連の仕事を保留にした一方、木村拓哉(52)はフジテレビ作品に出演するという決断をしたようだ。

 芸能プロ関係者はこう話す。

「劇場版『教場』の撮影がいよいよ始まったそうです」

『教場』は2020年1月と21年1月にスペシャルドラマ、23年4月クールに『風間公親-教場0-』(すべてフジテレビ系)が連続ドラマとして放送され、木村が冷徹な警察学校の教官・風間公親を好演したことも話題を呼んだ。

 当初は24年春にスペシャルドラマとして放送する予定だった『教場』だが、23年9月に制作がストップされることに。脚本の問題に加え、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が理由ではないか、とも一部でささやかれた。

「そんな『教場』が2部作の映画として製作されることになる、と複数のメディアが報じていましたが、ついにクランクインしたといいます。基本的にはスタジオメインでの撮影のようですが、前後編の劇場版で、生徒役も多く、木村さんは8月中旬までというわりと長期の撮影に臨むことになるみたいですね。木村さんは4月21日、自身のインスタグラムに《お祓いを受けた後に、メイクテスト! 徐々にギアを……!皆さん宜しくお願いします》と綴っていましたね」(前同)

 ここ数年、木村は映画に引っ張りだこ。『レジェンド&バタフライ』(2023年)、『グランメゾン・パリ』(2024年)などの大型作品で主演を務め、25年11月21日公開予定の『TOKYOタクシー』に出演することも発表されている。

 日本を代表する映画監督・山田洋次氏(93)の91本目の監督作『TOKYOタクシー』の製作が1月23日、配給大手・松竹のラインナップ発表会で明らかになり、木村と倍賞千恵子(83)が出演することも発表された。

 山田監督の映画に木村が出演するのは興行収入41.1億円と大ヒットを記録した『武士の一分』(2006年)以来19年ぶり。倍賞との共演は宮崎駿監督(84)のアニメ映画『ハウルの動く城』以来21年ぶりとなる。

 山田監督作品への出演について木村は「19年ぶりと聞かせていただいて、そんなに時間が経っているんだと自分でも驚く部分がある」とし「山田組は緊張感はあるけれど、すごく温かい場所。話の中身は時代劇、現代ものという多少の違いはありますが、登場人物たちの心の流れや抑揚をすごく丁寧に導いてくれる監督。またあの時間を過ごせるんだと思うと、楽しみでしょうがない」と熱い思いを露わにしていた。