■木村は『教場』に加えて、累計興行収入80億円映画にも動きが
そんな木村は3月22日、自身のインスタに山田監督、倍賞とのスリーショットとともに《未だ撮影は続くのですが、ひと足お先にクランクアップさせていただきました! 山田監督、キャスト、スタッフの皆さん。全てのカットを最後までどうぞ宜しくお願い致します! 本当にありがとうございましたぁ〜!》と綴り、自身の出演部分の撮影が終了したと報告していた。
「映画『武士の一分』は多くの映画賞を受賞した“俳優・木村拓哉”としての飛躍作でもあります。同作は日本アカデミー賞で12の賞を受賞し、木村さんも日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を受賞しています。山田洋次監督は、木村さんの新境地を拓いてくれた恩師とも言える存在ですよね。
山田監督は93歳とご高齢ですし、木村さんの多忙なスケジュール面も考えると一緒に仕事ができるのはこれが最後になってしまう可能性もあるでしょう。そのため、木村さんは『TOKYOタクシー』の撮影を優先し、大ヒットシリーズ『マスカレード・ホテル』の続編の撮影スケジュールが調整されることになったと言われています」(前出の芸能プロ関係者)
『マスカレード』シリーズは東野圭吾氏(67)の推理小説が原作で、19年に映画『マスカレード・ホテル』が、22年に『マスカレード・ナイト』が公開され、それぞれ興収46.4億円、38.1億円、累計80億円と大ヒットを記録した。
「刑事役の木村さんがホテルのフロントスタッフに潜入する同作は、ホテルのフロントクラークである長澤まさみさん(37)をはじめ、共演者も豪華で超多忙のためスケジュールの再調整も難しかったようですが、『マスカレード』シリーズの続編も年内にクランクインできるように調整が図られているといいます。同シリーズも、フジテレビの鈴木雅之さんが監督を務め、同社が製作委員会に入っています。木村さんは山下さんとは違い、同局の作品に出るという決断をしたということですよね。
SMAPの冠番組『SMAP×SMAP』もそうですし、『ロングバケーション』、『ラブジェネレーション』、『HERO』(すべてフジテレビ系)と超高視聴率を記録した月9ドラマで主演し、一時は“月9=キムタク”というイメージでしたからね。
木村さんは“フジテレビに大きくしてもらった”といった恩義も感じているのかもしれません。“問題山積のフジテレビだから出ない”という選択ではなく、むしろゼロから再スタートし、良い方向に変わっていってほしいという思いもあるのではないでしょうか」(前同)
再度大きな動きがありそうな“中居氏・フジテレビ問題”――。元同僚である木村、後輩にあたる山下も、それぞれがそれぞれの考えのもと、この大きな問題に向き合っているようだ。