間宮祥太朗(31)主演の金曜ドラマ『イグナイト-法の無法者-』(TBS系/毎週よる9時)が、4月18日にスタートする。最近のドラマのトレンドになっているリーガルもの、監督は映画『帰ってきた あぶない刑事』の原廣利、初回ゲストに主役級の土屋太鳳(30)と、制作側にかなり力が入っているようだ。

 同ドラマは、5年前に父を事故で亡くしたことをきっかけに、サラリーマンを辞め弁護士になった宇崎凌(間宮)が主人公のダークリーガル・エンターテインメント。“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつける無法者な弁護士たちが集まる「ピース法律事務所」に、宇崎が就職することから物語が始まる。

 リーガルものはドラマの定番ジャンルだが、最近は、長谷川博己(48)主演の『アンチヒーロー』(TBS系)、趣里(34)主演の『モンスター』(フジテレビ系)、上白石萌音(27)主演の『法廷のドラゴン』(テレビ東京系)など異色作が多い。リーガルものといえば、犯罪・裁判を通じ、人生の悲喜こもごもを描くパターンが王道だったが、こちらは減りつつある。

 その理由は、本作の公式サイトでも語られているが、弁護士が増えて飽和状態になったことからメディアで広告を見ることも多くなり、訴訟そのものが身近になっている。これまでは「よく知らない世界」を描くリーガルドラマだったが、いまではいろいろ手を変え品を変え、刺激的な作品を作らなくてはならない。異色作が増えてきているのは、そんな背景がある。本作はそんなトレンドのど真ん中で、多くの視聴者を引き付けそうだ。