■第1位は、『あんぱん』最序盤で見せた深みある名シーン

1位 「おむすびでは一切描かれなかったようなシーン」今田美桜『あんぱん』最序盤で見せた視聴率ワースト作品にはない“深み”

 3月31日にスタートした今田美桜(28)が主演、北村匠海(27)が相手役のNHK連続テレビ小説あんぱん』。第2週(4月7日~11日)時点では子役がメインの幼少期編が展開されているが、序盤から辛い別れ、反対に心温まるシーンも多くあり、視聴者を感動させている。

『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻が題材。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。

【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】

 現在同番組では、のぶを永瀬ゆずな(9)、嵩は木村優来(9)が演じる幼少期編が展開中。のぶは父・結太郎(加瀬亮/50)の急死、嵩も母・登美子(松嶋菜々子/51)が再婚して家を出て行ってしまうという辛い出来事を経て、少しずつ成長する姿が描かれている。

 そして4月9日放送回では、阿部サダヲ(54)演じる“ヤムおじさん”こと風来坊のパン職人・屋村草吉と、彼の焼く“あんぱん”を巡るドラマが描かれ、注目を集めた。朝田家はのぶの父・結太郎(加瀬)が亡くなったうえ、「朝田石材店」三代目で一家の大黒柱であるのぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎/66)も仕事中に腕を骨折。のぶの母・羽多子(江口のりこ/44)も内職の仕事がなく、経済的なピンチを迎えていた。

 そんな朝田家をなんとかしたいと、のぶと嵩はパン職人の草吉を説得し、草吉は1回きりの約束として、朝田家で即席のパン窯を用意してもらい、あんぱんを焼くことに。彼が焼いたあんぱんは次々と売れ、食べたお客さんも幸せそうだった。

 その様子を見たのぶの母・羽多子(江口)は夜、「今日あなたが真剣に作ったパンをみんなが幸せに食べゆうのを見て、あてにできることはこれかもしれんと思うたがです」と草吉(阿部)、草吉を認めていなかった釜次(吉田)にも頭を下げ、朝田家はパン作りに挑戦することに。

 そして嵩と朝田家の子どもたちは、次の日楽しそうにパン生地をこねるのだった――という物語が描かれた。

  あんぱん作りを通じて描かれる人情ドラマは視聴者から好評で、

《今朝ホント笑えて 微笑ましくあんぱん作りの楽しい姿を朝から笑顔にしてくれてアリガトウ》
《あんぱん、子供時代良すぎる面白いし毎回泣ける。子役卒業ロスに耐えられる自信がない》

 といった声が寄せられている。