■昨今は大手プロからの独立ラッシュも…
前出の民放キー局関係者が言う。
「釈放時のメークに違和感を覚える人も少なくなかったですからね。広末さん自身でメークしたのか、赤みのあるアイシャドウがまぶた全体に塗られ、腫れぼったく泣きはらしたあとのような印象を受けましたし、眉毛もしっかりとラインが引かれていなかった。
ミッツさんもメークや運転手、車についても指摘していましたが、たしかに大手事務所に所属していたら対応は違ったはずです。釈放の瞬間は少しでもイメージを回復するチャンスだったのに、広末さんの場合は見え方が良くなくて、かえってマイナスになってしまいました。
あの釈放の瞬間に“個人事務所の限界”を感じた芸能関係者も少なくなかった。ミッツさんと同様の意見が多く聞こえてきているんです。
やはり、個人事務所だとスキャンダル対策や取材の窓口も全部自分でやらなくてはならず、本当に大変ですからね。ですので、独立後しばらくして“元の事務所に戻りたい”と漏らすタレントも増えているんです」
大手芸能プロダクションから独立するタレントは少なくない。俳優の仲里依紗(35)は4月11日に自身のインスタグラムで、20年所属してきた大手芸能プロから独立し、個人で活動していくと発表したばかりだ。
「波瑠さん(33)と向井理さん(43)は所属事務所が合併するという、他のタレントとは少々違う事情ながら、独立して個人でやっていくことに。向井さんの妻で女優の国仲涼子さん(45)も独立し、個人事務所を設立して活動していくと発表しました。
名前の売れているタレントであれば、ギャラの面や仕事が選べるなど、個人でやっていくメリットも多いですからね。ただ、広末さんの一件のあとにも、“辞めなきゃよかった、戻りたい”と考えるタレントも出てきていると」(前同)
独立したのちに、元の大手芸能プロに戻りたいという流れについて、芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。
「広末さんの釈放時の模様を見ると酒井法子さん(54)のときを思い出しますよね。当時も取材陣が集まるなか、警察署から出てきた酒井さんが謝罪しましたが、しっかりとしたメークではなく、薄化粧でありながらも“こんなときも美人だな”と感心しましたし、清楚な雰囲気で反省しているように見え、謝罪時の成功例とも言えるのではないでしょうか。
一方の広末さんですが、早朝に急遽釈放が決まり、準備する時間がなかったのかもしれません。とはいえ、大手事務所だったらサポート体制は整っていたはずです。出迎えの人もそうですし、ホッしたというのあったのでしょうがカメラがあるなかでああいう笑顔を見せるというのは良くありませんでしたよね」