■編成幹部B氏&港前社長も“バラエティ畑”出身

 中居氏・フジテレビ問題において当初から名前が挙がっていたフジテレビの元編成幹部のB氏。中居氏と被害女性との間をつないだとされ、前述の外資系ホテルのスイートルームでの飲み会も仕切っていたとされる人物だが、

「B氏は『めちゃ×2イケてるッ!』のADから経験を積んでプロデューサーに昇格。彼は『笑っていいとも!』や『人志松本の酒のツマミになる話』などのチーフプロデューサーを経て、中居氏とダウンタウン松本人志さん(61)の冠番組『まつもtoなかい』(すべてフジテレビ系)の立ち上げた人ですよね。要は、フジテレビバラエティのど真ん中を駆け抜けてきた人物です」(前出の広告代理店関係者)

 3月31日に行なわれた会見で清水社長は、B氏について「結構問題が多い社員だったと認識している」と話し、「厳正に処分するつもりです」とコメントしていた。

「“闇が深い”とされたフジテレビのバラエティ部門。1月27日の10時間に及ぶ会見をもって社長から退任した港浩一氏(72)も、若手時代からずっとバラエティ畑一筋でしたからね。港氏も大手芸能プロ幹部などへの接待要員として女子アナを駆り出していたと指摘されましたが、バラエティ部門を中心に有力な番組出演者や芸能プロ幹部に過剰な接待があったわけです。

 一連の問題を受け、バラエティ部門に“飲み会禁止”などのルールが課せられるなど、局内でも特に厳しく見られているといいます。

 ただ……その結果、バラエティを制作するディレクター、プロデューサーをはじめとするバラエティ制作局の社員たちが著しくやる気を失っていると聞こえてきているんです。普通の飲み会も禁止、大っぴらには同僚同士で飲むこともできないとされる状況で……バラエティ部門の社員には“社員失格の烙印”が押されてしまっているようなものだといいますからね」(前同)