俳優の松井愛莉(28)が主演する連続ドラマ『子宮恋愛』(読売テレビ/木曜深夜0時59分~)の第3話が、4月24日深夜に放送される。同ドラマは関西ローカルの作品だが、タイトルやその内容が物議を醸し、24日朝もXでトレンド入りするなど、大きな注目を集めている――。

 ドラマ『子宮恋愛』は、ホルモンバランスも理想の夫婦像も崩れた女性の切ない大人のラブストーリー。主人公・苫田まき(松井)の夫・恭一をONE N‘ ONLY・沢村玲(28)、まきが出会う“子宮が恋をする”男性・山手旭は大貫勇輔(36)、そしてまきの憧れの先輩・寄島みゆみを吉本実憂(28)が演じている。

 原作は佐々江典子氏による同名漫画(ぶんか社刊)で、インパクト大なタイトルとは裏腹に、2人の男性の間で揺れる主人公の繊細な感情描写がSNSを中心に大反響を呼んだ作品なのだが――女性誌編集者は言う。

「同作はドラマ化が発表された際にタイトルや“子宮が恋に落ちた”というキャッチコピーの過激さが物議を醸し、SNSが大荒れになりました。さらに放送が始まって以降も、不倫を肯定するようなドラマ内の演出やセリフなどに批判の声が出ていました。

 しかし、そういった批判を受けて、原作のファンが”ドラマ内で不評な箇所は原作にないセリフや演出によるもの”と説明するポストが増えたことで、また違ったベクトルでSNSが荒れることになったんです」

 原作との違い――まず、ドラマ版の第1話では、主人公のまき(松井)が夫(沢村)のことを”主人”と表現することに旭(大貫)が「その“主人”って言うのやめたら? 人生の主人公は自分なんだから」とアドバイスすると、画面がまきの下腹部のアップになり、“子宮が恋に落ちた”表現と思われる効果音が鳴る演出があり、これらが《気持ち悪い》など物議を醸した。

 そのほかにも、第2話でみゆみ(吉本)が「頭でじゃなくて、ここ(子宮)で恋をしちゃう」とまきに話すシーンなど、多くの場面に《ただの不倫じゃねーか》《頭がゆるすぎる》などとツッコミが相次いでいるのだが、ここまで紹介したセリフや演出はドラマオリジナルで、原作に存在しない。

 また、キャラ設定も原作と異なっている。特に、既婚者のまきが恋をしてしまう旭は、原作では“来日して日が浅い日系ブラジル人”だから日本の文化では考えにくい発言や行動がギリギリ許されているのだが、ドラマ版では“帰国18年目のブラジル育ちの日本人”設定であるため、ただの非常識な男性に見えてしまう、という指摘もある。

 こういった多くの変更点は原作読者から不評で、

《気になって原作読んできたけど改悪されすぎじゃない?男がズバズバなんでもいったり、突然キスするのは日系ブラジル人て設定だったし、(略)子宮が恋愛に落ちるシーンだって無いし。本当に何見せられてるんだろうこれ》
《ただでさえこれ地上波でやって大丈夫なのか?と色々言われてたのにやっちゃダメなレベルの設定改変までされてて、原作読んだ人からも突っ込まれてるじゃないか》
《ネタにされてる「その主人ってのやめたら」はドラマオリジナルでそもそも原作は露骨に子宮を描写するシーンはない》
《原作はブラジル人のガタイ良いイケメンだからノンデリ発言もギリ見れたけどブラジル育ち設定の日本人に変わったせいでノンデリ発言が見た目日本人から繰り出されるから見ててバカストレスに感じたわ》
《子宮恋愛、原作者ok出てるのかな。ちょっと心配》

 といった、”原作改悪”を指摘する厳しい声が多く寄せられているのだ。