大阪・関西万博が開幕してから2週間が経過。来場者数は順調で評判の良いパビリオンの話題も聞こえてきてはいるが、それ以上に注目を集め、SNSを賑わせているのがネガティブな話題だろう。

「インド、ネパール、ベトナム、ブルネイのパビリオンが4月半ばの段階で建設が間に合っておらず、開館できないというグダグダな運営体制が露見しましたよね。

 その他もトラブルや物議を醸す出来事もしばしば……そんな大阪・関西万博ですが、会場では情報・報道番組の取材のみならず、バラエティ番組などテレビの収録も行なわれています。今後も特番の公開収録なども予定されていますが、テレビ収録の現場でも万博の対応はグダグダだと批判的な声が上がっています」(制作会社関係者)

 トラブル連発の大阪・関西万博。4月13日、万博が開幕したものの当日は強い雨も降る荒天で、会場のシンボル「大屋根リング」は雨水があふれ、ずぶ濡れになった来場者からは怒号が飛び交った。

 そんななか“トイレ問題”も。会場内に設けられたトイレは約40か所。そのうち8か所は万博協会が「若い世代の活躍・飛躍のきっかけ」として、公募した若手建築家に「価格が低廉」であることに加え、「デザイン性も兼ね備えたもの」を発注した。

「トイレ1」から「トイレ8」まで8か所ある“デザイナーズトイレ”の一部は解体費込みで約1億5000万円で契約されたことが報道され批判的な意見も寄せられたのだが、開幕後は、そのオシャレ過ぎるデザインにより、男女の区別がつかない、水が詰まっている、手洗い場が使いづらいなどの指摘もあり、《このトイレは舐めてんのかと思った》と怒りの声を上げる人も。

 また、《万博なう 目の前でトイレ破壊された このトイレは入り口と出口が別なんですが、それが掲示されてないので「いつまでも出てこない」と勘違いした人が扉破壊してた》という投稿もあり、目の前でトイレの扉が破壊される現場に遭遇した人もいたようだ。