俳優・阿部寛(60)が主演を務めるTBS日曜劇場『キャスター』(日曜夜9時~)の第4話が、5月4日に放送される。
連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局「JBN」の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が視聴率低迷に悩む報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語。
同作には番組の総合演出・崎久保華役に永野芽郁(25)、ADのチェ・ジェソン役に韓国人俳優のキム・ムジュン(26)が出演しているが、2人は4月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋、電子版は23日公開)の報道を受けて、世間の注目の的になっている。
永野は文春にムジュンとの熱愛、そして俳優・田中圭(40)との不倫・二股疑惑が報じられた。同記事によれば、ムジュンは4月15~17日の間、長く永野の自宅で過ごし、そのうち2日は朝まで共に過ごしたということだが、永野、ムジュン、そして田中の所属事務所も文春の取材に対し熱愛や不倫関係を否定している。
「第3話は文春発売後の4月27日の放送でしたので、永野さんとムジュンさんの“ツーショットシーン”には、“カットした方が良かったんじゃないかな”といった声も上がっていましたね。
ただ、『キャスター』に関しては永野さんの件とともに注目の“残念点”が。テレビ局の報道番組が舞台の作品としてリアリティがない、という声が多く寄せられてしまっています。それが回を追うごとに目立ってきている感もあり、その影響か視聴率もどんどん低下していっています」(テレビ誌編集者)
『キャスター』は、初回(4月13日)の世帯視聴率が14.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人8.7%。第2話(20日放送)が世帯11.7%、個人7.2%、第3話が世帯10.9%、個人6.7%と、数字を落としていっている。
視聴者からは、
《シナリオもやりたい方向性は分かるけど、あまりにもテレビ番組の制作現場としてのリアリティが無さすぎる》
《総合演出、編集長、プロデューサーの役割や責任の違いもよく分かってないから、伝わってこない》
《永野芽郁が総合演出というよりADに見える》
など、リアリティの薄さに言及する声が寄せられている。
ドラマ『キャスター』を視聴する報道局に勤務する民放キー局関係者は「ツッコミどころはいろいろあるんですが……まず、登場人物の役職と、現実のテレビ界の同ポジションの業務を比べると、あまりにもあり得ない描写も多いんです」と言い、こう続ける。
「たとえば、『ニュースゲート』の総合演出・華(永野)の年齢は不明ですが、永野さんが演じているのだから20代~30代前半でしょう。“バラエティ畑出身で会長賞をもらったこともあるヒットメーカー”ということですが、まだそれくらいの年齢の社員が報道番組の総合演出(制作面のトップ)になるというのはフィクションが過ぎます。ディレクターなら、十分にあり得るのですが。
また、総合演出という役職でありながら、“演出”をしていないのも、非常に気になりますね」(前同)