横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第18回「歌麿よ、見徳は一炊夢」が、5月11日に放送される。4日放送の第17回「乱れ咲き往来の桜」は、花魁・誰袖(たがそで)を演じる福原遥(26)の初登場に注目が集まった。

 同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる、“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。小芝風花(28)が花魁・瀬川を演じて絶賛されたが、同じく蔦重を慕う花魁・誰袖として、福原の演技にも期待が高まる。

 第17回は、芝居『碁太平記白石噺』に蔦重をモデルにしたような貸本屋「本重」が登場したことで、蔦重目当てで吉原に来る客が増えて「耕書堂」が人気に。その人気が面白くない市中の地本問屋たちは、彫師たちに「耕書堂と組んだら注文しない」と圧をかける。そんなある日、一人の旅人が蔦重を訪ねてくる。

 それは、かつて花魁・うつせみ(小野花梨/26)と足抜けした小田新之助(井之脇海/29)で、農村で百姓をしながら子どもたちに読み書きを教えているという。蔦重は新之助の荷にあった、“往来物”という子どもたちの手習本に目をつけ、越後の豪農・長谷川や信濃の豪商・熊野屋にアドバイスを求め……という展開。

 福原演じる誰袖は、蔦重の背後から抱きついてくるという短いシーンで、さわりだけの登場だったが、X上では、《あざといけどカラッと明るくてみんなに可愛がられそう》《瀬川ロスを吹き飛ばす存在になる?》《蔦重との関係性がどうなるか楽しみ!》などと、物語の中盤を牽引するヒロインとしての期待の声が集まった。