5月11日、阿部寛(60)主演のTBS日曜劇場『キャスター』(夜9時~)の第5話が放送される。

 同ドラマの舞台である報道番組の総合演出・崎久保華役を、田中圭(40)との不倫疑惑が騒動になっている俳優・永野芽郁(25)が演じているが、一部視聴者の間ではドラマのストーリーや俳優陣の演技以上に、彼女のセリフに注目が集まり、SNSが盛り上がる展開になってしまっている――。

 連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局「JBN」の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が視聴率低迷に悩む報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語。

 永野は同ドラマの第3話(4月27日)が放送される直前、同月24日発売の『週刊文春』(文藝春秋、電子版は23日公開)に田中との不倫疑惑、『キャスター』でAD・ジェソン役で出演中の韓国人俳優キム・ムジュン(26)との二股疑惑が報じられた。永野、ムジュン、そして田中の所属事務所は文春の取材に対し、熱愛や不倫関係を否定している。

 しかし、ムジュンとの熱愛説はともかく、永野と田中の不倫疑惑は文春誌面に24年10月に撮影された“ハロウィン自宅デート”など2枚の密着ツーショットも掲載されていることなどから、厳しい目が向けられることに。さらに5月8日発売の『週刊文春』(電子版は7日公開)では第2弾として、永野と田中のものと見られる生々しいLINEのやり取りが文章で公開されてしまった。

 文春に掲載されたLINEについて永野の所属事務所は《一部報道にあるメッセージのやり取りについて永野本人に確認したところ、そのようなやり取りはしていないとのことです》、田中の所属事務所も《その様なやり取りは一切していないとの事です。事務所としても田中が言っていることを信じたいと思います》と、双方、報道を否定するコメントを出している。

「不倫疑惑報道が出てからというもの、『キャスター』で永野さんが演じる崎久保華や、彼女が絡む場面での登場人物のセリフに注目する視聴者が急増。セリフがXにつづられて拡散し、さらに沸騰する展開になってしまっていますね。

 永野さんが演じる崎久保華が正義感の強い役であることも手伝い、発せられるセリフが現実の報道に対するブーメランのように感じられるようになってしまっているんです……」(女性誌編集者)

 まず第1話(4月13日)のラストで華(永野)が、進藤(阿部)に向けて「報道でやっていく覚悟ができました。必ずあなたより大きなスクープを取ってみせます」と啖呵を切る場面があったのだが、その後に文春記事が出たことで《まさかスクープする側がスクープされる側になるなんて》《言ってた本人が現実で大きなスクープの標的になるなんて》などのツッコミが相次ぐ事態に。

 同回では進藤が「報道に携わる者なら、毎日がエイプリルフールだと思え」と真実は簡単には分からないといった報道の心構えを説く場面もあったが、これに《(※文春の報道は)毎日がエイプリルフールの伏線回収かな。》といった声も。