■“契約打ち切り”にはならなくても“契約延長”もない……

 また、一般的にタレントがCMに出る際の契約書には、犯罪や公序良俗に反する行為をしない、反社会的勢力とつながりを持たないなどといったNG事項が明記されていて、違約金に関する取り決めの記述もあるとされるが、「不倫」は犯罪まではいかないため、少し扱いが違うという。

「不倫のような道徳観・モラルを問う不祥事の場合、違約金に関して責任負担の按分はケース・バイ・ケースです。“(企業と事務所)双方の話し合いによって解決する”といった表記にとどまることが多く、話し合いの末に発生した違約金は事務所に対して請求されます。それを事務所が全額負担することもあれば、タレント本人に支払いを求めることもありますね。

 ですので今回はまず、永野さんと田中さんが不倫関係にあるとは確定はしておらず、おそらく多くの契約はそのままのはずで、違約金が発生するような事態には至っていないと考えれます。ただ、契約内容次第で発生するものはあり、それについては企業と事務所、両者の話し合いで金額が決まっていくと見られます。

 たしかにすべて“契約打ち切り”になれば、違約金は10億円を超える可能性があるのかもしれないですが、そういた事態にまではなっていないと考えられますが……ただ、今後、発生した一部は、永野さんが事務所との話し合いの上で負担するのかもしれませんね。

 ですが、“契約打ち切り”にはならなくても、この状況で“契約延長”はほぼ100%ないでしょう。つまり、契約期間が終了となれば、永野さんのCMはゼロになると思われます」(前出の広告代理店関係者)

 不倫疑惑報道により永野のイメージ、信頼度は地に落ちてしまっており、SNSでは《永野芽郁、見たくない CMしてたら私はその商品を買いたくない》《こちらが支払ったお金が巡り巡って彼女の手元に行くと思うと買いたくない》など、厳しい意見が相次いでいる。

 5月16日には主演映画『かくかくしかじか』が公開され、同日夕方、都内の映画館で行なわれた公開初日舞台挨拶で永野は「この度は一連の報道でお騒がせして、ご迷惑をおかけしてすみません」と謝罪して涙で言葉を詰まらせたというが――25歳女優は、痛恨の状況を招いてしまった……。