■「記事の方が間違ってるんです!」「人のものを取ってはいけない」

 臓器売買の話は次回、5月25日放送の第7話でも華(永野)が「姉を殺したあなたのことなんか、信じられるわけがない!」と激昂するシーンなど、華と進藤(阿部)の対決が予告されている。

 なお、第6話の視聴率は11日の第5話と比べると、世帯が10.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)から10.2%、個人が6.5%から6.2%と、下落している。

「第6話は華のメイン回でした。それだけに出番も多かったのですが、彼女のセリフも、華に絡む登場人物が彼女に対して言うセリフも、ことごとく永野さんの現状を思わせるものだったため、“ブーメラン祭り”だと注目されてしまいました」(前出の女性誌編集者)

『キャスター』第6話では、“母・真弓(中村)は持病があり、娘への臓器提供ができない”という話が週刊誌の報道でウソだと発覚した際に、『ニュースゲート』の市之瀬編集長(宮澤エマ/36)が「ウソはマズいわ。一気にイメージダウンしちゃう」と言ったり、それに華が「記事の方が間違ってるんです!」と言い放つ場面があった。

 また、真弓に肩入れするあまり、臓器売買を肯定するかのようなスタンスの華に、進藤が「幼稚園で習わなかったか? 人のものを取ってはいけないと」と、言い放つ場面があった。臓器売買についての話だが、どうしても不倫疑惑を連想してしまう人もいただろう。

 そして極めつきに、次回予告では華の「取材拒否ですか?」という問いに進藤が「生放送で答えてやる」と返す場面があるが、5月16日、永野の主演映画『かくかくしかじか』の初日舞台挨拶が、異例の“取材陣NG”という対応を取っていたことが注目されたばかり。

 こういった、“もはやわざとか”と疑う声が出るほどのタイムリーなセリフの数々には、

《嘘はまずいな、一気にイメージダウンしちゃう‥って、あえて狙っているのか永野芽郁を使って》
《記事の方が間違ってると永野芽郁に言われてもなあ》
《全部不倫報道の前に書かれた脚本だったとしたならこれ書いた脚本家は預言者の才能があり過ぎる》
《このドラマ、永野芽郁の役にブーメランになるような台詞言わせて、話題を集める手法に切り替えた???》
《阿部さんが今この状況の永野芽郁に言った言葉にしか聞こえなくてちょっと笑っちゃったw》
《「取材拒否ですか」はブーメランで草どころか林生える》

 といったツッコミの声が殺到しているのだ。

「一部の視聴者はもはや、“今週はどんなブーメラン発言が出るのか”を目当てにしている感さえあります。

 正義感の強い“崎久保華”のキャラクターと、永野さんが現実で置かれている状況が、真逆のところでマッチしてしまっていて、変に盛り上がる展開になっていますよね。ナンバーワンドラマ枠である『日曜劇場』においては、非常によくない状況でしょう。同枠のブランド価値が損なわれるような事態と言えるのかもしれません。

 ここまでになってしまっている現状を考えると、永野さんが『豊臣兄弟!』から降板するのは、やはり仕方ないところなんでしょうね……」(前同)

 視聴率も再び下降してしまった『キャスター』。正義感の強いテレビマン・華を演じる永野は、最終回まで駆け抜けられるだろうか。