■ファンの思いは平野にもしっかり届いている
「当時最新だった4thアルバムのリード曲である『ichiban』が、『紅白』に選ばれました。
当時、脱退騒動において、“平野さんの直談判を藤島ジュリー景子社長が何度もドタキャンした”など、事務所と平野さんたち脱退組の間に確執が生まれていたことが『週刊文春』(文藝春秋)に報じられていました。ですので、“そんなに平野主演作主題歌の『ツキヨミ』を流させたくないのか”と、ファンは大荒れになったんです。
もちろん『ichiban』は素晴らしい歌だし、気合いの入ったダンスパフォーマンスを披露してくれたことで、『紅白』放送後は沈静化しましたが……」(前出の女性誌編集者)
そんな騒動もあった『ツキヨミ』だったが、ファンからの熱い声援は平野にも届いていたようだ。
2月22日発売の『ポポロ』4月号(麻布台出版社)では、平野は“エゴサをしないのでSNSの反応はあまり分からないけど”と前置きしつつも、ファンの存在についてこう話していた。
《2022年の"紅白歌合戦"でもファンの存在を強く感じていたし、ほかにも雑誌が重版になったり、CDがミリオンを達成したり、YouTubeの動画がたくさん再生されたり。
見えないものってないんだよね。ファンのみんなががんばってくれることは全て俺らのことに直結してる。必ずファンのみんなの存在を感じられているんだ。
だから、常に恩返しできるように、なにをしたらいいのかを考えながら楽曲を作っているよ》
MVが1億回再生を超え、“5人のキンプリ”の大きな歴史となった『ツキヨミ』。平野、岸、神宮寺の脱退まであと2か月と少し。5人で『ツキヨミ』を歌う場面はあと何度、見られるだろうか――。