永野芽郁(25)が降板した2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に、代役として白石聖(26)が出演する方向であることが一部スポーツ紙で報じられ、注目を集めている。

 永野を巡っては、4月24日、5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、俳優・田中圭(40)との不倫疑惑が報じられた。双方の事務所は報道を否定しているが、ラブラブな様子で密着する写真や2人のものとされる生々しいLINEのやり取りが掲載されており、世間からは厳しい目を向けられている。

 その後、永野をCM等に起用している9社のスポンサー企業では、彼女の画像や動画を削除する“CM削除ドミノ”が発生。永野との契約状況は不明ながら、広告キャラクターを務める動画などは“全消滅”となった。

 一連の不倫疑惑騒動を所属事務所は重く受け止めたようで、19日に大河ドラマ『豊臣兄弟!』の公式サイトでは《永野芽郁さんの所属事務所から、5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。NHKとして検討した結果、この申し出を受け入れることと決定しました》と、発表があった。

 永野は『豊臣兄弟!』の主人公・仲野太賀(32)演じる小一郎(後の豊臣秀長)の幼なじみ・直役で出演する予定だった。直は史実にはいないドラマオリジナルキャラクターで、公式サイトでは「男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っている。乱世に翻弄される悲劇のヒロイン」と紹介されているが、今回の報道によれば、この役を白石が演じることになる、という。

 近日中にも白石の起用が発表される模様だが、なぜ彼女に白羽の矢が立ったのか――理由の1つには、スケジュール問題があるという。

「『豊臣兄弟!』の撮影は6月中旬から始まる予定で、代役を探す余裕はほとんどなかったと見られます。しかも、永野さんが演じる予定だったのは三番手でメイン級。拘束期間も長いはずで、急なオファーで長期間のスケジュールも確保できる女優となると限られてきますが、まさに白石さんはその条件に合っていたと考えられるんですよね」(ドラマ制作会社関係者)

 白石は先の5月11日、戸田恵梨香(35)、有村架純(31)といったトップ女優が集結している芸能プロダクション「フラーム」への移籍が発表されたばかり。

 また、6月27日配信の小芝風花(28)と佐藤健(36)のダブル主演ドラマ『私の夫と結婚して』(Amazon Prime Video)に主人公・美紗(小芝)の幼なじみで唯一の親友でありながら、彼女を裏切る悪女・江坂麗奈役として出演する。

「タイミング的に『私の夫と結婚して』は、移籍前に決まっていた仕事。そして、同作は撮り終えているといいます。事務所を移籍する際には新規オファーを一度止めて“身辺整理”をするものですから、移籍して間もない白石さんには、大河ドラマの急なオファーを受けられる余裕があったと見られています」(前同)