使用していくうちに、充電の“持ち”が悪くなるスマホ。その要因は“バッテリーの劣化”にあるが、買い替えをしたくても価格高騰に二の足を踏む方も少なくないだろう。
「米有力紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は今年発売される“iPhone17”の値上がりを報じています。今までアメリカ国内では価格据え置きでしたが、円安が進む日本では値上がりが進んでおり、20万円を超える機種も。しかし、今年はそれに輪をかけて大幅な値上がりが予想されます」(全国紙経済部記者)
価格高騰が進む昨今、今あるスマホをなるべく長く使用したいと思うのは人情。しかしその一方で、『劣化したバッテリーの使用は危険性が高い』と語るのは節約アドバイザーの丸山晴美氏だ。
「バッテリーの劣化、過充電、高温環境で、発火する危険性があります。充電しながら就寝してスマホから出火したとみられる火災も発生しているようです」
バッテリーの劣化を抑えれば、スマホも長く使えるはず。今回は丸山氏に、『スマホを長持ちさせる4か条』を教えていただこう。
まずは、日常のバッテリーの消費自体を制限することで劣化を抑えられるという。
「画面の明るさやバックグラウンドのアプリの動作、通信などを制限するのがおすすめ。 “省電力モード”や圏外にいるときは、“機内モード”を活用しましょう。また、アプリの位置情報を常に許可することで、GPS機能の使用によりバッテリー消費が進みます。設定を見直したり、使っていないアプリをアンインストールすると良いでしょう」(丸山氏=以下同)