■“トラブル”の23年6月2日以降も中居正広氏と女性Aはショートメールでやりとり
トラブルが起こった2023年6月2日、中居氏が女性Aにショートメールで《今晩、ご飯どうですか?》と送り、その後、自宅で2人きりになるように仕向けるなどのやりとりがあったことが第三者委員会の調査で明らかになっている。
「中居氏と番組共演が多かった社会学者の古市憲寿氏(40)は4月6日に出演した『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で、第三者委員会の報告書に書かれていないことがあると指摘。“6月2日にこの事案がありましたと。でも、そこで中居さんが誘ったメールは載っている。でも女性側が返事をしなかったのか、したのかを含めて、女性側の返事が載ってない”とメールについて言及。
さらに“載っていないのであれば、なぜ載せなかったのかを書いて欲しかったけど書いてない。6月2日に事案があって、6月6日に飛んでるんですね。6月3、4、5日のことも、空白になっている。これが、二次被害にあたるから書かれてないのか、それとも何か理由があって書かれていないのかなど。ここに書かれてないことがいくつかあるような気がする”と話していました。
実際に調査報告書を見ても、6月2日以降も中居氏は女性Aにショートメールを送り、両者はやりとりをしていたとみられます。そして、中居氏にとっては、そのショートメールこそが“反論の拠り所”なのでは、と言われていたのですが……」(前出のワイドショー関係者)
5月22日発売の『女性セブン』(小学館)でも、トラブル以降も女性Aから中居氏へメールの返信があったと報道。恋愛相談のような内容で、中居氏が当初、トラブルは解決済みだと考えた要因の1つでもあったと伝えていた。
23年6月6日には女性Aが中居氏に対し、《こういうことがあると、正直気持ちがついていけない》などと伝え、さらに6月15日に女性Aは、6月2日のことでショックを受けて仕事を休む旨を中居氏に伝えていた。月が変わり23年7月11日には、6月2日がきっかけとなって食べられなくなったこと、入院すること、数日後には摂食障害と鬱で入院したことなどもショートメールで中居氏に伝えたと第三者委員会の報告書にはある。
「第三者委員会の調査報告書にない、6月3~5日の“空白の3日間”にも中居氏と女性Aのショートメールでのやりとりがあったとみられ、そこには中居氏に嫌悪感を抱いていないと感じられるやりとりもあったようだ、と。それが中居氏の反論の拠り所、それを開示することができれば23年6月2日の行為が“性暴力ではなかった”と証明できると考えて反論に至ったのでは――と関係者の間で言われていたのですが……。
しかし、第三者委員会の今回の回答には《本事案前後の女性Aと中居氏とのショートメールでのやりとり(本事案における具体性のある行為態様及び女性Aの認識が含まれる。なお、中居氏は、女性Aとのショートメールでのやりとりは削除済みと述べた)》とあるんです。中居氏が“拠り所にしている”と見られていたショートメールを、中居氏は第三者委員会の調査では“削除した”と話していたわけです。
中居氏は、本当に女性Aとのやりとりのショートメールを削除したのかもしれません。ただ、少なくない数の関係者の間で“反論の拠り所のようだ”と言われているだけに、実際にはまだあるが、出せない理由があり、第三者委員会の調査では“削除済み”と語った可能性も……。
ただ、もしまだショートメールがあったとしても、この状況下で、第三者委員会の調査で“削除した”と言ったものをいまさら“証拠”として出せるのか、そしてそれが“証拠”として評価されるのか……。いずれにせよ、このショートメールの存在が今後、この騒動の大きな注目点になっていくのではないか、とも言われていますね」(前同)
《中居の弁護士は第三者委員会に色々求める前に中居の削除したメールを復元したらどう?》
《中居氏メール削除してるからね 何で削除したの?》
など、Xにもさまざまな意見が寄せられている。
中居氏の弁護団は、第三者委員会からの再回答の期限を5月28日としている。世間では、中居氏が名誉回復を望むなら“会見しかない”という声が大きくなっているが――この騒動は今後、どう推移していくのだろうか。