■中居正広氏の次の動きは訴訟&会見か
中居氏の代理人弁護士が求めた資料は以下。
《1.本調査報告書作成のために用いられた一切のヒアリング記録及びその他の証拠》
《2.性暴力があったとの認定は、どのような証拠に基づいてされているのか、その証拠と、認定と証拠との対応関係がわかる資料》
この要求に対し、第三者委員会は5月22日、《ご請求をいただいた資料につきましては、開示を差し控えます》と回答。その理由について、
《1.当委員会はFMH(フジ・メディア・ホールディングス)及びCX(フジテレビ)に対して守秘義務を負っていること》
《2.当委員会が準拠した日本弁護士連合会「企業不祥事における第三者委員会ガイドライン」は、「第三者委員会が調査の過程で収集した資料等については、原則として、第三者委員会が処分権を専有する。」としていること》
《3.当委員会が調査の過程で収集した資料等を一部の関係者に開示することは、当委員会を信頼して調査にご協力いただいたその他の関係者の当委員会に対する信頼を損ない、当委員会の独立性・中立性をも損なう結果となるから》
と、回答書で説明している。
「資料の開示は拒否していますが、釈明要求には答えており、あらためて第三者委員会の立場を明確にしながら、中居氏が行なったことをどのようにして『性暴力』と認定したかを説明しています。そして、《当委員会の事実認定は適切であったと考えております》と綴っています。
資料の開示や性暴力認定の撤回が叶わなかった中居氏側が、今後どのように動くのかに注目が集まっていますね。中居氏側が第三者委員会を訴えるのではないか、という声もありますが、やはり多いのは、会見をするべきではないかという意見ですね」(前出のワイドショー関係者)
第三者委員会の回答を受け、
《司法に任せるか、本人が記者会見でも開くくらいしか無いのでは?》
《中居にアドバイスやけどお前が名誉回復する方法は記者会見しかないと思うよ》
《中居くん、今こそあなたが会見する番です…》
といった意見がXには寄せられている。
「被害女性との間の守秘義務がありますから言えることは限られるでしょうが、名誉回復を図りたいなら言える範囲でも会見をやるべきではないか、という指摘は以前からありましたよね。今回の第三者委員会の回答書を見る限り、これ以上、同委員会が中居氏サイドに対応することはないと考えられます。そうなると、いよいよ訴訟に動くか、会見を開くことくらいでしか、中居氏が伝えたいことは世の中に届かないと思われますが……。
また、別の見方として、中居氏がここにきて反論した裏側には、スポンサー企業やフジテレビからの訴訟対策もあるのではないか、と指摘する声も上がってきていますね。引退前に中居氏をCMキャラクターに起用していたソフトバンクが訴訟を起こすのではないか、という話がかねてからささやかれていましたからね……」(前同)