■再注目されている『オールスター感謝祭』での姿

 さらに永野のメンタルを巡っては、3月29日放送の『オールスター感謝祭’25春』(TBS系)での、江頭2:50(59)とのやり取りを思い出す声も多いという。

 同番組では、永野が江頭に「俺の女になれ!」と追いかけ回されて、ひな壇の最上段まで避難。江頭が取り押さえられた後に目頭を拭いながら定位置に戻り、江頭に呼びかけられても顔を手で隠しながらそむけ、小刻みに首をふるばかり――という様子が放送された。

 生放送で、売れっ子若手女優が涙を見せるという大荒れの展開にSNSは沸騰し、“被害者”である永野には同情の声が多く寄せられることに。江頭は放送翌日、自身のYouTubeで「永野芽郁ちゃん、傷ついてたらごめんなさい」と正座して深く頭を下げて謝罪をすることになった。

 しかし、不倫疑惑が報じられた現在では評価が一転。

《永野芽郁、江頭で泣いてたの演技だったんじゃないの。清純派ぶってたけど》
《田中圭と不倫してた永野芽郁って江頭相手に泣いてた人なんだなー。あの場面だけ切り取ると清純派女優っぽかったが実際は凄い演技派女優だったんだなー》
《永野芽郁は清純派女優だからこそ江頭の一件でもみんなに庇われてたのに、不倫してたとなると話が違う》

 と、厳しい声が多く寄せられている。

「ただ、江頭さんとの騒動後の永野さんの対応には、 “肝が据わっている”という声も多かった。こちらも、再度注目されています」(前出のワイドショー関係者)

 永野は3月31日深夜の『オールナイトニッポンX』にて、涙が出たのは「普通に生理現象として、あくびをしたら涙が出るように私はビックリして涙が出ただけ」と明るい口調で説明。

 永野には《あそこで泣くのはプロ失格》などと一部から誹謗中傷されてもいたが、「その人たちのことは、もうどうでもいいです」とバッサリ。

「いろいろ見てきたけど、本当に、信じられないくらい悪質な意地悪なコメントたちはいろいろと対処の方法を私は考えますので。ファンのみなさんは心配しないで大丈夫です」「この話はもう2度としません!」と、毅然とした対応をしたのだ。

 そんなメンタルの強さが注目されている永野だが、この姿勢は2015年に映画『俺物語!!』にヒロイン役で出演し、名前が売れ始めた時期に培われたようだ。永野は21年6月配信の『FRaU』のインタビューで当時を振り返り、

「自分の名前が広まれば広まるほど、嬉しくない言葉を聞くことも増えていく。でもそれにいちいち傷ついていたら、本来自分がするべき仕事ができなくなってしまう……。悪循環に陥りそうになって、『これは、メンタル鍛えないとやってられないぞ!』って思いました(笑)」

 と、話している。

「永野さんは9歳のときにスカウトされた元子役です。芸能人ととしてのキャリアは長く、当然ながらこれまでも多くを経験してきたわけですから、メンタルもかなり鍛えられてきたのではないでしょうか。

 CMはどんどん削除されていき、大河ドラマもラジオも出演を辞退し、芸能界から“消滅”することになった永野さん。少々時間はかかるかもしれませんが、強靭なメンタルを武器に、再び第一線に舞い戻ってくることもありそうです」(前同)

 一部では3年先まで決まっていた仕事の多くが飛んだともいわれている永野。メンタルの強さでこの窮地を乗り越えられるか――。