■視聴者は”次郎さん”にメロメロに

 どこかのぶの父・結太郎(加瀬)に似たところがあり、古風で実直な次郎(中島)は視聴者からも大人気。「次郎さん」はXでトレンド入りし、

《もう次郎さんにメロメロ》
《それにしても次郎さん(中島歩)あまりにも格好良い男すぎません?掛ける言葉ひとっつも外さなかった。のぶの永遠の星、だいすきなお父さんがここまで重なる彼が目の前に現れるなんてね》
《次郎さんのぶの言葉を丁寧に聞いてくれて、言葉選び優しすぎるし、控えめながらも「結婚してください」ってしっかり伝えてくれる 素敵すぎる結婚したい そいで中島歩がどタイプ顔結婚したい》
《あんぱん。次郎さんがえいひとすぎて、のちに振られてしまうのか、それとも最悪の事態となるのか(よぎる「戦争なんていいやつから死んでいくんだからな」)。次郎さんもしあわせになってくれなきゃやだやだ》
《次郎さんがいい人過ぎて、ヤムおんちゃん(阿部サダヲ/55)が言った「戦争はいい人から先に死んでいく」がよぎってしまったな…》

 といった、中島演じる若松次郎に“メロメロになった”という声、さらにはこの先への不安を感じるという意見が多く寄せられている。

 また、『あんぱん』には落ち着いた低い声が魅力的な俳優・竹野内豊(54)が嵩(北村)の伯父・寛役で出演しているが、《中島歩さん…何度聞いても好きな竹野内豊さんの声に似てる》《次郎さんしぶいなぁ〜声竹野内豊に似てるなぁ》といった、声が似ていると指摘する声も。

「中島さんは、『花子とアン』(14年度前期)でテレビドラマ初レギュラーを飾って知名度を上げましたが、今回の『あんぱん』が11年ぶりの朝ドラ出演。『花子とアン』以降、184センチの抜群のスタイルと正統派イケメンのルックス、そして独特なオーラを発する俳優として活躍しています。

 5月22日放送の『あさイチ』(NHK)に出演した際は、身長182センチの博多華丸・大吉の大吉さん(54)と並んだ際、背丈は変わらないのに腰の位置が全く違う、異次元のスタイルの良さも注目されました」(前出の女性誌編集者)

 中島は昨年にも阿部サダヲ(55)主演の『不適切にもほどがある!』(TBS系/1月期)や、Snow Man目黒蓮(28)主演の『海のはじまり』(フジテレビ系/7月期)に出演するなど、その活躍は目覚ましい。

『ふてほど』で中島は、1986年を生きる“股下90センチ”の教師・安森役で出演。好きになった相手に弾き語りをしたり、人目もはばからず頭を撫でたりと、情熱的なアプローチをかける“昭和の男”をコミカルに演じた。

『海のはじまり』では、主人公・夏(目黒)の職場の先輩・藤井役で出演。ある日シングルファーザーになってしまった重責に潰れそうな夏を「(父としての)自覚とか責任とか、そんなんで子どもは育たないよ」と語るなど、頼れる良き先輩役だった。

 また、来年には仲野太賀(32)主演のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に、歴史ファンの間でも人気が高い武将・浅井長政役で出演することも発表されている。

「史実を考えると、『あんぱん』で中島さんが演じている次郎には、この先に辛い展開も待ち受けているかもしれません。すでに多くのファンがいる中島さんですが、朝ドラでは名キャラクターが退場する際に多くの視聴者が“ロス”に陥り、その反響が俳優の躍進につながることも多い。今後の展開次第で、中島さんもそうなるかもしれません」(前同)

 独特な魅力がある俳優・中島歩。『あんぱん』で、さらに注目を集めることになりそうだ。