■「独立説」も浮上の裏側

 永野は2016年(当時16歳)、音楽イベントに登壇した際には「歌はすごく下手」だと苦笑していたが、エレキギターが好きで「いつか覆面で有名アーティストの後ろで演奏できるくらい上手になりたい」と夢を語っていたことがある。コロナ禍で外出自粛を強いられた20年には、ギターショップに立ち寄っていた様子を撮られ、アコースティックギターに没頭していたとも報じられた。

「歌唱力はレッスンを積めば改善するでしょうし、女優としての表現力を生かしてのパフォーマンスとか、歌唱ではなくギタリストとしての持ち味を生かすとか、いくらでもやり方はありますよね。

 また、永野さんの事務所には出版事業などを手掛ける関連会社もありますから、そこでフォトエッセイを出す、などの展開もあるでしょう。つまり、大手事務所のバックアップが今後も考えられるため、選択肢は多いということですよね」(前出の民放キー局関係者)

 田中との不倫疑惑でイメージが急落、厳しい状況に追い込まれた永野の今後だが――芸能プロ関係者は、「独立をするのではないか、という噂も出ていますね」と言い、こう続ける。

「事務所からのサポートがあるといっても、同事務所には多数の人気タレントが所属しており、この状況下では他のタレントのマネジメントが優先されるでしょう。これまであったであろう永野さんへの“特別扱い”はもうなくなる。

 そして、現実的にはこれまでのような大きな仕事が舞い込むことはないですし、結局は事務所に所属しているだけ――という展開もなくはない。近年では俳優の独立は珍しい話ではないし、いっそのこと個人で……と考えるのは、あり得る話です」

 例を挙げると、東出昌大(37)。東出は好感度の高い人気俳優だったが、20年1月に唐田えりか(27)との不倫が発覚したことでイメージが急落し、4社のCMを降板。さらに22年2月には当時の所属事務所をクビ同然の形で辞める騒動もあったが、独立後は山での生活も注目を集めるなどし、事務所退所から3年後の現在は、俳優としての復活に成功している。

「加えて、永野さんのマネジャーは、実姉がももいろクローバーZ百田夏菜子さん(30)ということもあり若いながら業界慣れしていて、仕事ができる人と言われています。そして、そのマネジャーにも週刊誌報道があったんですよね」(前同)

 永野のマネジャーは2月20日発売の『週刊新潮』(新潮社)で“素行不良”が報じられた。永野の番組収録の終了が遅くなったことに激怒し、番組チーフプロデューサーに詰め寄る場面があったと報じられ、さらに、永野がイベントに出演する際にはスタッフやクライアントに接触しないよう威嚇してくる、とも。

「報道があった以上、マネジャーも事務所内での居心地が悪いところがあると考えられます。マネジャーは永野さんとの関係はかなり良好とされ、二人三脚で頑張ってきて、近年大きな結果を残してきた。両者には深い信頼関係がある、そして2人が事務所内で置かれている状況から、永野さんとマネジャーの2人で独立するのでは――という噂が持ち上がっているのでしょうね」(同)

 永野は、これまでのような“清純派の主演女優”の道はもう厳しいだろう。当面、新規のCMオファーもないと考えられるが、25歳女優は今後、どんな道を進んでいくのか。どの選択肢を選んでも、茨の道を行くことになりそうだが――。