■《スタッフさん大激怒》インスタ投稿に見られる“保身”
そんな斉藤のバームクーヘンの味はというと、Xでは《しっとり系で美味しい》《めっちゃ美味しい》と高評価の投稿が多く見られる。
一方、メルカリではサイン入りの紙袋やサイン色紙が出品され、ついに公式インスタでも注意が呼びかけられたが、「裏を返せばそれだけ斉藤さん側がネットをパトロールしているということ」だとWEBメディア編集者は指摘する。
「メルカリには斉藤さんのサインが書かれた紙袋や色紙などが出品されていて、公式インスタでは5月22日、そうした転売に注意喚起。サイン入り紙袋と色紙のセットで3000円で出品されていたページのスクリーンショットをアップし、《スタッフさん大激怒!こんなの買わないで下さいね サインなんていつでもしますから!》とコメントをつけ、さらに『バームクーヘンセット』が6000円で出品されていた投稿も引用し、《6月からネット販売するのでこんなの買わないでね》と呼びかけています」(前同)
もちろんサインや商品を転売されるのは悲しいことだが、夕刊紙デスクは、「気になるポイントが2点ある」という。
「まずは《スタッフさん大激怒!》という部分。あくまでも自分ではなくスタッフが怒っていると強調しています。この投稿内容から漏れ伝わってくるのは、テクニカルな炎上対策を図っていることですね。現在、斉藤さんは"禊”中の身。自分が激怒と書くと、“そもそも悪いことをしたのはお前だろ”といった余計な炎上を招きかねない。そのためのリスクヘッジなのかもしれません。“スタッフさん”という一言は添えて正解でしょう。
さらに、『バームクーヘンセット』の投稿には、“6月からネット販売する”という告知を入れています。今のところ、斉藤さんがどこまで事業規模を大きくしたいのかは未知数ですが、最小限の人手でPRと販路拡大を行なうため、まずはSNSやネット通販に力を入れるのではないでしょうか」(前同)
同じく芸人がキッチンカーで成功した例といえば、かつて「ラッスンゴレライ」のギャグでお笑い界を席巻した8.6秒バズーカーのはまやねん(34)が挙げられるだろう。
2022年3月からサンドイッチや唐揚げなどを販売するキッチンカーで全国を行脚し、地道に人気を獲得。今は1日700個を販売する絶品カレーパンを販売するキッチンカーを全国で運営するまでになっているほか、今年は自身が全国で出会った絶品グルメ9種を集めたフードフェス『美食 EXPO』を開催するなど事業を拡大している。
斉藤のバームクーヘンビジネスは、“後輩”の成功に続けるのだろうか。