今田美桜(28)主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第43話が、5月28日に放送された。同回では今田演じる主人公の新婚生活が描かれたが、多くの視聴者がその様子に「今季No.1注目連ドラ」を思い浮かべたようだ――。
【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】
『あんぱん』は、国民的キャラクター『アンパンマン』を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻をモチーフにした作品。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。
ドラマは第9週(5月26日~30日)に入り、物語は昭和15年(1940年)。のぶはお見合いを経て、28日放送回で一等機関士・若松次郎(中島歩/36)と祝言を挙げた。
一方の嵩は、伯父・寛(竹野内豊/54)の危篤を受け、のぶも住む高知の地元に帰郷。嵩は昔からのぶに片思いしていたが、亡くなってしまった寛の初七日を終えた後に、のぶの結婚の話を知ることになり、落ち込んだまま東京へ帰った。
「のぶと次郎の祝言は朝田家で、家族だけでとり行なわれました。いつもはオレンジに近い朱色の着物が印象的なのぶですが、振袖に角隠しを被った花嫁姿もとても似合っていましたね。《花嫁姿が本当にキレイなのぶちゃん》《のぶの花嫁衣裳素敵》などと、視聴者からも大好評です」(女性誌編集者)
この回ではのぶと次郎の新婚生活も描かれた。割烹着姿で、幸せそうに食事を作るのぶ。それを「うまかった~」と笑顔で完食し、食後にはお茶も入れてもらう次郎。微笑ましい様子が描かれた。
しかし、船の機関士である次郎は、結婚生活早々に長い航海に出ることに。のぶは次郎にマフラーを巻き、「赤道の近くは暑うても、それまでは寒いでしょう」「無事のお帰りをお待ちしちょります」と、切ない笑顔で見送った。そして、のぶは手帳に書かれた航路日程を眺めて、遠く離れた次郎を思う――という場面でこの回は終わった。