■永野芽郁と田中圭、両者とも“地上波は厳しい”

 永野は、前述のように主演映画『かくかくしかじか』は公開されたが、出演が内定していた来年の大河ドラマや、冠ラジオ番組は自主的に降板。一部では“3年先まで埋まっていたスケジュールが白紙になった”とも報じられている。

「永野さんは活動休止ではなく、今後もオファーがあれば稼働するそうですが、今、彼女のイメージは地に落ちてしまっていますからね……。CMなどの違約金の行方も注目されていますが、金銭的なダメージは最小限で済んだとしても、各企業からの信頼もなくなってしまっていると考えられ、少なくとも契約の延長や、新規で契約を結びたいという企業は現われないでしょうね」(前出のワイドショーデスク)

 全9社のCMから“削除”された永野。一部では10億円を超える違約金が発生する可能性も言われているが、逆に“違約金ゼロ説”もささやかれている。

「永野さんサイドは不倫疑惑を一貫して否定しているため契約自体は切れておらず、現状ではCMの削除は“企業側の理由”という形になっていると見られます。ですから、違約金などは発生しないのでは、という見方ですね。

 ですが、個々に契約は異なるでしょうし、詳細な“禁止事項”が設定されている可能性もある。契約していたすべての企業とも“違約金ナシ”になるというのは“考えづらい”というのが業界関係者の見方で、今後、広告代理店を入れた話し合いが行なわれると見られます」(前同)

 一方の田中は、6月29日に主演作で“完全ワンシーンワンカットドラマ”の『おい、太宰』(WOWOW)の放送が控えているが、そちらもすでに撮影は終了している。

「田中さんは、過去にお酒での失敗がたびたび報じられていたこともあり、清純派で超売れっ子だった永野さんと比べると“ダメージはかなり少ないのでは”という話も言われていましたね。

 ただ、やはり今後は相当厳しいと見られます。騒動前に収録し、5月21日に放送されたバラエティ番組『千鳥かまいたちゴールデンアワー』(日本テレビ系)にはノーカットでの出演が叶いましたが、これにも厳しい批判の声が殺到していましたからね」(同)

 田中の『ちどかま』出演について、日本テレビの福田博之社長(63)は5月26日に行なわれた定例社長会見で言及している。福田社長は「出演したみなさんが頑張っていただいこともあるので、承知のうえで見ていただきたいというつもりでやってますので。そこはご理解いただきたい。その結果“良かった”という声もいただいてます」としていたが、田中が出演した日のSNSは、大荒れの様相を呈していた。

「『ちどかま』のネガティブな反響を受けて、日テレの局内からも、あらためて“田中さんを使うのはもう難しい”という声が出ているといいます。田中さんは近年、テレビドラマで大活躍していましたが、それも当分は厳しいでしょうね。

 CMスポンサーとの信頼関係が崩れてしまった永野さんもそうですが、田中さんも今後、NetflixやAmazon Prime Videoといった、スポンサー企業に依存していない配信メディアでの活動を探るのではと見られています。ただ、そうした配信作品でも、視聴者が彼らに拒否感を抱いている中でのオファーはできないでしょう。視聴が拒否されるような状況では、配信メディアも商売になりませんからね。

 双方が否定をしておりあくまでも疑惑ですが、永野さんと田中さんに報じられた“不倫”は今、芸能人が最も避けるべき、一番嫌われる行為ですよね……」(同)

 ドラマと舞台が6月15日で終了となる永野と田中。そこが、猛逆風にさらされる両者の仕事における“一旦のピリオド”となりそうだ――。