■『あまちゃん』のヒロインと脇役の“運命”が入れ替わった10年……
一方の有村は2017年前期の朝ドラ『ひよっこ』のヒロインに抜擢。その後は『中学聖日記』や『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(ともにTBS系)など話題のドラマに出演。映画『花束みたいな恋をした』や『月の満ち欠け』も大ヒットを記録。20代でトップ女優へと成長を遂げ、30代を迎えた今もいまだにトップに君臨している。
「日本アカデミー賞の授賞式の現場では、2人はよそよそしかったということですが、のんさんと有村さんに確執があるわけではありません。ただ、かつてのヒロインと脇役が入れ替わるように、運命が変わってしまった。
有村さんサイドが、のんさんとの共演にNGを出していることはあり得ないでしょうが、のんさんの前の事務所の手前、のんさんを地上波ドラマにキャスティングすることは難しい状態にある。前事務所からの圧力ということではなく、テレビ局サイドの強い忖度があるんですよね」(前出の民放キー局関係者)
そういった事情から、のんと有村の“あまちゃんコンビ”の共演も、事実上不可能になっているようだ。
「今回は映画の授賞式でしたから、のんさんを日テレで見ることができて、有村さんとの共演も実現したわけですが、今後はどうなっていくのか。10年前の2人が今の状況を見たらどう思うのか、いろいろなことを考えてしまいますよね……」(前同)
『あまちゃん』の放送から10年――のんと有村の再共演を望む声は多いが、やはり実現は難しいのだろうか……。