■レギュラーコーヒー2杯分のカフェインとアルギニンを配合

 眠気をスッキリ解消させるなら、常盤薬品工業の『眠眠打破』(324円)だ。

「カフェインがレギュラーコーヒー2杯分、脳や身体の疲労回復を促すアルギニンが500mg含まれています。シナモンやジンジャーなどの覚醒効果があるハーブも多く含まれるのも好印象。

 ちなみにカフェインは摂取後20~30分で効果が出るので、大事な会議などの30分前に飲むのがオススメ」

 痛飲した翌日の辛い二日酔いには、コーワの『キャベジンコーワ胃腸錠』(4錠=220円)で弱った胃腸を活性化したい。

「こちらはサプリメントと違い、第2類医薬品。胃粘膜修復成分のMMSCによって、荒れた胃粘膜を正常に修復、活性化することができます。健胃作用のある生薬も配合されています」

 第2類医薬品は、認可を受けたコンビニであれば、購入可能となっている。

認可を受けたコンビニであれば、第2類医薬品も購入可能(写真・編集部)

 全身の疲労回復にはサトウ製薬の『ユンケルローヤルF』(1572円)。あのイチロー氏も高校時代から愛飲するユンケルシリーズだが、こちらはコンビニ販売商品の最高峰である。

「ユンケルローヤルシリーズ最多の生薬を配合。医薬部外品なので即効性も期待できますし、滋養強壮や肉体疲労の回復など、効果が認められた有効成分が配合されています」

 ただ、紹介した商品は、あくまでもサポート役。疲労回復など、健康の源は食生活にある。

「エネルギー不足で疲れている場合は菓子パンや飴など甘いもの、精神的・肉体的疲労にはビタミンB1が多い豚肉や、イミダゾールペプチドを含む鶏肉を意識して食べると良いですね」

 手軽な“合法ドーピング”で今日も乗り切ろう!

望月理恵子(もちづき・りえこ)
管理栄養士、健康検定協会理事長。「根拠のある情報から、栄養・健康をサポートする」ことを目的に、健康効果のある食事の提案、レシピ開発を行う株式会社Luceを運営。プライベートジムRIZAP立ち上げ時の栄養監修や服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック栄養顧問など幅広い活動を行っている。