嵐の櫻井翔(43)が5月19日に台湾の頼清徳(らいせいとく)総統にインタビューを敢行、さらに総統就任1周年会見にも出席したことが、あらぬ方向で波紋を広げている。
「インタビューは5月20日に就任から1周年を迎える頼総統に、『newszero』(日本テレビ系)で月曜キャスターを務める櫻井さんが行なったもの。頼総統が海外のテレビ局の単独インタビューに応えたのは今回が初めてです。
頼総統が取材に応じた日本のメディアは日テレと日本経済新聞社の2社。台湾に拠点を持つ日本のマスコミは多数ありますが、台湾でも人気がある嵐のメンバーを抱える日テレは有利だったということです」(民放キー局関係者)
さらに櫻井は、翌20日の総統就任1周年会見にも出席した。その際、現地記者団が騒然となった一件があったという──。会見に出席した現地の記者が自身のフェイスブックに櫻井の写真を投稿し、さらには彼の“見た目”を揶揄するようなコメントをつけたことで、現地の嵐ファンの間で大炎上。謝罪に追い込まれるという騒動が起きたのだ。この件を5月28日発売の『週刊文春』(文藝春秋)も報じ、日本でも話題となった。
物議を醸したのは、台湾大手メディアの政治記者・T氏(30代)の投稿だ。会見の記者席で櫻井の斜め前の席だったというT記者は、執筆した署名記事に櫻井の写真を掲載したあと、自身のフェイスブックでも同じ写真を投稿しながら、櫻井についてこう言及した。
《全体的に小柄で、天ぷらみたいだった。しかもセンター分けの天ぷら。#センター分けなら総統にもインタビューできるのか》
台湾の“天ぷら”(甜不辣=読み:ティエンブラ)とは魚介のすり身を揚げた食べ物で、文字通り「天ぷら」から音をあてており、日本のさつま揚げがルーツ。円や短い棒状で、台湾の屋台グルメとして親しまれている。
「T記者は頼総統の髪型とこの日の櫻井さんのセットが似ていたため、“センター分けなら~”というハッシュタグで揶揄したと見られます。容姿をいじる部分もさることながら、このハッシュタグは悪意に満ちているとして批判が殺到しました」(現地メディア関係者)