■《『クビになったら週刊誌に全部しゃべる』と息巻いている》

 元テレビ東京ディレクターで現在はPR会社代表の下矢一良氏は4月2日に自身のXを更新。第三者委員会の報告書に言及。《フジテレビは第三者委の報告書受けて、編成幹部(B氏)を処分しないといけなくなった。スイートルーム支払い、被害者の状況を中居氏に漏洩と、懲戒解雇が妥当。ただスパッと切り捨てると逆上して、いろいろ暴露する懸念もある。かといって、甘い処分だと批判される。フジ経営陣は扱いに苦慮しそう》と指摘していた。

「外資系ホテルのスイートルームでの飲み会費用38万円も経費で処理していたといいますからね。こういった虚偽申請を含め、総合的に会社へ不利益を生じさせたことを理由に、B氏には重い処分が検討されているといいます。

 ただ、フジテレビの人たちが恐れているのは、B氏の“暴露”。編成部長にまで上り詰めたB氏はフジテレビの裏側を誰よりも知る立場でしょうからね。文春にもB氏は周囲に《『クビになったら週刊誌に全部しゃべる』と息巻いている》と報じられていましたね」(広告代理店関係者)

 4月、当サイトがB氏の処遇についてフジテレビ広報部に問い合わせたところ《社員就業規則に則って厳正に処分する予定です》という回答だった。

「B氏は『めちゃ×2イケてるッ!』のADから経験を積んでプロデューサーに昇格。『笑っていいとも!』や『人志松本の酒のツマミになる話』などのチーフプロデューサーを経て、中居氏とダウンタウン松本人志さん(61)の冠番組『まつもtoなかい』(すべてフジテレビ系)の立ち上げた人物でもあります。

 同じバラエティ畑を歩み、社長にまで昇りつめた港浩一前社長(72)をはじめとするかつての上層部の覚えもめでたかった。港氏の誕生日パーティーの発起人もB氏だと報じられているぐらいですからね。

 つまりB氏は上層部や会社中枢の内部情報を握っている可能性が高そうだと。だからこそやはり、B氏の“処分”に時間がかかっていると考えられます。ただ、6月には株主総会も控えていますからね。現在、フジ経営陣はB氏という“爆弾”を抱えつつ、株主総会に向けたさまざまなシミュレーションを重ねていると言われていますね」(前同)

 中居氏サイドが第三者委員会に証拠や釈明を要求するなか、B氏の動向にも注目が集まる――。