阿部寛(60)が主演を務めるTBS日曜劇場『キャスター』(夜9時~)の第8話が、6月1日放送された。同回の視聴率は世帯9.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人5.6%。初回から第7話(5月25日)まで世帯視聴率10%台をキープしていたが、ついに一桁となった。第7話は世帯10.2%、個人6.2%だった。

 連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局「JBN」の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が視聴率低迷に悩む報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語。

 第8話は、原子力関連施設が集中している茨城・芦根村で大規模な山火事が発生したことで、進藤らが現場中継に向かい、取材・中継を行なう――という内容だった。

 そんな『キャスター』には田中圭(40)との不倫疑惑で世間を騒がせている永野芽郁(25)、彼女との熱愛説が報じられた韓国人俳優キム・ムジュン(27)が出演しているが、第8話ではムジュン演じるAD・ジェソンの不自然な扱いに、視聴者からツッコミが殺到することに――。

 永野を巡っては、4月24日と5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に田中との不倫疑惑、ムジュンを自宅へ招き入れての“二股不倫疑惑”が報じられた。永野、田中、ムジュンの事務所はいずれも不倫、熱愛説を否定したが、永野と田中は、ラブラブな様子で密着する写真や2人のものとされる生々しいLINEのやり取りも掲載された。

 そして5月24日には、ムジュンが自身のインスタグラムで27歳の誕生日を迎えたことを報告した際の《嘘をつかないで もう半分終わった ムジュン、お誕生日おめでとう(※原文は韓国語)》という意味深な投稿を行ない、“永野に向けた言葉では?”と、注目された。

「ムジュンさんは、文春報道後に放送された『キャスター』の第5話と第6話での出演がなく、ドラマのクレジットにも名前がない、という異変が指摘されました。

 TBSと所属事務所は“報道の影響ではない”と回答していて、その後、5月25日放送の第7話ではクレジットはあったものの、どこで出演していたか分からないような扱いに。今回の第8話では冒頭、山火事の情報が局内に入ってきた場面では登場こそしましたが、セリフはなく、もはやエキストラのような存在に。実質的に“稼働ナシ”状態でした。

 そして、第8話で視聴者が“あれ?”となったのが、ムジュン演じるADのジェソンが芦根村への中継メンバーに選ばれず、代わりに“アルバイトAD”が派遣されたことなんですよね」(女性誌編集者)

 進藤(阿部)に続いて芦根村へ中継に向かったのは、総合演出・華(永野)、ジャーナリスト志望のAD・本橋悠介(なにわ男子道枝駿佑/22)、芦根村出身のプロデューサー・山井和之(音尾琢真/49)。これら加えて、局内にいたADのジェソンではなく、なぜか学生アルバイトADの戸山紗矢(=LOVE・佐々木舞香/25)が選ばれたのだ。

「普段はフロアで働いている学生バイトを、山奥での過酷な取材を行なう可能性もあって寝泊まりも必要な中継班に起用する。一方で、制作会社の所属ですが、番組ADのジェソンは稼働ナシというのは、確かに不自然な感じが……。ドラマ公式サイトでも、ジェソンは“普段は笑顔が多く穏やかだが、時に大胆な行動で進藤の力になる”と自己紹介にあり、戸山の主な仕事は“原稿のコピーや資料の配布”だと書かれているのですが。

 この不自然と思える展開に、視聴者からは“報道の影響?”と疑う声も出ていますね。ジェソンが取材に同行した場合、熱愛説が報じられたムジュンさんと永野さんの2人が確実に同じ画面に映ることになりますから、それを番組側が懸念したのでは、と……。

 もっとも、『キャスター』は最初の文春報道の4月下旬の時点でほとんど撮り終えていたそうですが」(前同)