今田美桜（２８）主演、北村匠海（２７）が相手役を務めるＮＨＫ連続テレビ小説『あんぱん』。戦時期に入り辛い展開が続く同作だが、５月３０日に更新された「人物相関図 第１０週～」の記述に、『あんぱん』ファンは一縷の望みを託している――。
『あんぱん』は、国民的キャラクター『アンパンマン』を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢（こまつ・のぶ）さん夫妻をモチーフにした作品。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。
物語は第１０週（６月２日～６日）で昭和１６年（１９４１年）を迎え、ついに太平洋戦争が開戦。３日放送回では嵩の大学時代の友人・辛島健太郎（高橋文哉／２４）に赤紙が届く。嵩は「生きてまた会おう」と彼を見送るが、嵩も遠からず出征することが、予告で明らかとなっている。
「すでに『あんぱん』では、昭和１２年（１９３７年）から始まった日中戦争が描かれていました。５月２１日放送回では、のぶの祖父・釜次（吉田鋼太郎／６６）の弟子であり、のぶの妹・蘭子（河合優実／２４）と結婚の約束もしていた石工の原豪（細田佳央太／２３）の戦死の報せを受けて、彼の葬式が描かれました。
そんな豪でしたが、公式サイトの『相関図』の意味深な追記から“復活フラグ”ではないか、と期待する声が出ているんです」（女性誌編集者）
５月３０日に番組公式サイトに掲載された「人物相関図」は、第８週（５月１９日～２３日）から人間関係が更新されていた。最新の相関図では戦死した豪（細田）が相関図に残っているうえ、蘭子（河合）との関係に「思いが通じ合う」という７文字が書き足され、点線で繋がっていることから、
《豪ちゃんが相関図にあるの、希望しかない！！蘭子と待ってる！》
《蘭子と豪ちゃんの間が点線で繋がってると、期待せずにはいられない》
《豪ちゃんに期待してしまう……》
といった、“実は生きていた”展開に期待する声が多く寄せられている。
「史実でも、“家族に戦死の報せが届けられたが実は誤報だった”という話もあった。それだけに、豪が生きている展開に多くの視聴者が期待しているということですよね。
一方で、『あんぱん』ではこれから戦争が激化していくことから、生きているかもしれない豪以外にも多くの人物が戦争などで命を落とすと見られています。最新話で赤紙が届いた健太郎もそうですが、視聴者から“死なないで！”という声が上がっている登場人物は多いですよね」（前同）
これまでも、『あんぱん』ではのぶと嵩の大切な人物が亡くなる展開が何度も描かれてきた。
嵩（北村）の父・清（嵐・二宮和也／４１）は本編開始前に病死しており、のぶ（今田）の父・結太郎（加瀬亮／５０）もわずか放送４話目の序盤に心臓発作を起こして急死。
日中戦争に突入後、のぶにとっても家族同然の存在だった豪は、蘭子にプロポーズして昭和１２年（１９３７年）７月に出征したが、２年後の昭和１４年（１９３９年）秋に戦死。結婚は叶わず、帰らぬ人となった。
